【ヤクルト石川雅規引退】涙の後輩と元同僚ら語った感謝、レジェンドに見たすごみ

ヤクルト石川雅規投手(46)が9月2日、都内の球団事団事務所で会見に臨み、今季限りでの現役引退を表明しました。ヤクルト一筋25年。NPB通算188勝を積み上げたレジェンドがユニホームを脱ぐ決断をしました。その当日、ヤクルト2軍本拠地の埼玉・戸田球場にいた後輩、元チームメートは何を感じ、何を思っていたのか―。胸中を聞きました。

プロ野球

★後輩や元チームメートが語った主な内容

  • 小川泰弘が明かした「キャッチボール」の特別な記憶
  • 川端慎吾コーチが語る「全てを目標にした先輩」
  • 田中浩康コーチの「一生忘れられない思い出」とは

◆石川雅規(いしかわ・まさのり)1980年(昭55)1月22日、秋田市生まれ。秋田商から青学大を経て、01年ドラフト自由枠でヤクルト入り。1年目に12勝を挙げて新人王。08年最優秀防御率、ゴールデングラブ賞。11年5月14日横浜戦で通算100勝、16年8月27日阪神戦で通算150勝達成。開幕投手9度、2桁勝利11度。06、08年に球宴出場。24年連続勝利はプロ野球記録。00年シドニー五輪日本代表。167センチ、73キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸3200万円。

会見するヤクルト石川雅規(撮影・滝沢徹郎) #2026年9月2日、球団事務所、ヤクルト情報

会見するヤクルト石川雅規(撮影・滝沢徹郎) #2026年9月2日、球団事務所、ヤクルト情報

「194敗は誇らしい数字」涙なしの引退会見

「小さな大投手」が大きな決断を下した。石川は身長167センチと小柄ながら、四半世紀もプロの世界で戦い続けてきた。通算188勝194敗。勝ちよりも負けの方が多いプロ野球人生。188回の喜びの裏には、最低でも194回の悔しさがあった。

「負けの数も本当に多かったので、すごく申し訳ない気持ちと悔しい思いはあります」

一方で、その数字は長年マウンドに上がりつづけた証しでもある。

「それだけチームのマウンドを託していただいたという、その感謝はすごく持っている。188勝という数字もそうですけれども、194敗という数字は自分らしいというか誇らしい数字だと思っています」

涙なしの引退会見だった。

本文残り76% (2213文字/2901文字)

2001年12月生まれ。千葉県千葉市出身。10年に地元球団のロッテが日本一になった瞬間をテレビで見たことがきっかけで、野球の面白さを知る。高校時代は、土日休みだった硬式テニス部に入部し、週末になると野球観戦に出かける日々を過ごしていた。
武蔵大社会学部メディア社会学科を経て、2024年4月に入社。夏の高校野球取材では東東京地区を担当。東東京代表の関東第一が甲子園でも決勝まで勝ち上がり(結果は準優勝)、胸が熱くなった。同年10月から野球部配属となり、遊軍として各球場を転々とした。
25年1月から巨人担当。趣味はドラマ鑑賞、神社仏閣巡りなど。好きな食べ物はラーメン(特に家系)。