各校4人中上位3人の合計で争い、男子は昨年の覇者埼玉栄が合計パープレー213の3位タイ発進、首位の開志国際(新潟)、千葉黎明との2打差逆転を狙う。女子は共立女二(東京)が合計1アンダー215で、連覇を狙う明秀学園日立(茨城)に1打差の2位。逆転での初優勝を目指す。大会は9日に最終日を行い、上位の男子14校と10校が全国選手権団体の部(8月5~6日、栃木・サンヒルズCC)に進む。

連覇を狙う埼玉栄は3年生の志村が2アンダー69で意地を見せた。「苦手なアプローチでスコアを取りこぼしたが、アイアンの調子は良くてスムーズなゴルフは出来た」と振り返った。連日の試合の日には「勝った試合の験担ぎなんです今日も磨きます」とクラブやグリップの手入れをして明日に備える。

昨年も7位スタートからの逆転優勝。「気持ちでみんなを引っ張れると最高ですが、僕はスコアでチームを引っ張ります」と力を込めた。

共立女二は1年生の新地真美夏が3アンダー69で気を吐いた。昨夏の「全国中学選手権」個人の部、4月の「ネイバーズトロフィー」個人・団体の部を制した実力者。「出入りが激しかった」との自己分析するように、6バーディー3ボギーという内容だったが、15~17番の3連続バーディーが効いて、チームを首位に1打差まで押し上げた。昨年の共立女二は第1日首位発進するも、3打差3位の明秀学園日立に逆転優勝を許した。今回はそのリベンジに燃える。新地は「明日はボギー数を減らしてストレスをためない。しっかり攻めて今日以下のスコアで回りたい」と新エース候補として、連日の活躍を約束した。

<第1日上位成績>

▽男子(1)開志国際(新潟)=211(1)千葉黎明=211(3)作新学院(栃木)=213(3)埼玉栄=213

▽女子(1)明秀学園日立(茨城)=214(2)共立女二(東京)=215(3)日本ウェルネス(茨城)=219

(注)順位は各校4人中上位3人の合計による

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社<後援>大田原市、関東ゴルフ連盟ほか<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)ほか