男女とも逆転初優勝となった。男子は第1日3打差5位の目黒日大(東京)が首位の開志国際(新潟)、千葉黎明を抜き去った。女子は1打差2位から出た共立女二(東京)が同3オーバー435で、首位の明秀学園日立(茨城)を逆転した。上位の男子14校と女子10校が全国選手権団体の部(8月5~6日、栃木・サンヒルズCC)に進んだ。

目黒日大は、主将で日本代表の本大志(3年)がパープレーで手堅くまとめると、初日は補欠だった2番手の1年生・竹花颯汰が起用に見事に応え、2アンダーでフィニッシュ。3人目の宇田川理茶度(1年)は初日に続いて1オーバーだったが、本との2枚看板を務める清水蔵之介(3年)が、アウトスタートの前半に5アンダーをマークし、後半はパープレーで回って初優勝に貢献する。

初日のトータル214から一気にスコアを8打縮める206を記録。2日間の合計420で、2連覇を目指した2位の埼玉栄(埼玉)に4打をつけて頂点に立った。

片岡康二監督は「去年は1、2年生で出場し、今年は初めて3学年がそろった。選手層の厚さが勝因のひとつだと思います。全国でも優勝を狙いたい」と喜んだ。大黒柱の本は「チャンスにバーディーを奪えず、なかなか波に乗れませんでしたが、全員が安定したスコアを出してくれた。チームワークがもたらした栄冠です」と真っ黒に日焼けした顔をほころばせた。

昨年優勝の埼玉栄は2日間のトータル424で2位、3位には前回12位の日本ウェルネスが426で続いた。

【最終日上位成績】

▽男子

(1)目黒日大(東京)=420(214・206)本大志3年=70・71上村大和(2年)=74・-

宇田川理茶度1年=72・72清水蔵之介3年=72・66竹花颯汰1年=-・69(2)埼玉栄(埼玉)=424(213・211)(3)日本ウェルネス(茨城)=426(214・212)▽女子

(1)共立女二(東京)=435(215・220)新地真美夏1年=69・72岡安優菜2年=73・74萩生田みらん2年=74・77上田澪空3年=73・74(2)明秀学園日立(茨城)=441(214・227)(3)日本ウェルネス(茨城)=442(219・223)(注)順位は各校4人中上位3人の合計による

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社<後援>大田原市、関東ゴルフ連盟ほか<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)ほか