首位と2打差の2位から出た桜井心那(19=ニトリ)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算21アンダー267で逆転優勝した。

2日までの資生堂レディースに続くツアー2勝目となった。19歳167日での2勝は史上4番目の若さ(招待選手を除く)。畑岡奈紗(24)ら上位に名を連ねる選手のように海外での活躍に夢をはせた。1打差2位にイ・ミニョン(韓国)、首位から出た鈴木愛(29)は2打差3位だった。

    ◇    ◇    ◇

桜井は、前半で4つ伸ばして首位の鈴木を捕らえた。10番もバーディーとして単独首位に立ったが、11、13番とチャンスを逃し「集中力が切れたと感じた」。

それでも崩れなかった。「『何やってるんだろう』と自分に怒って。14番で絶対にバーディーを取ってやると。“怒りのバーディー”みたいな感じです」。14番のバーディーで勝利を引き寄せた。「6つ伸ばします」と宣言していた通りの66で逆転V。海外メジャー、エビアン選手権に参戦した選手は不在だったが、堂々のスコアで勝利した。

19歳167日での2勝目は史上4番目の年少記録。「(2勝目が)本当に早かったと驚いてる」。記録上位には畑岡、宮里藍さん、笹生とそうそうたる名前が並ぶ。「顔ぶれが豪華すぎて、私は本当に下手くそなのであまり並べて欲しくない」と謙遜した。それでも海外参戦やパリ五輪出場に意欲を示すだけに「将来は皆さんのように海外で活躍したい思いはある。同じような成績を歩めている、ということは私にも活躍できる可能性がある、と考えて今後も練習を頑張りたい」。03年度生まれの“ダイヤモンド世代”が輝くのは、これからだ。【阪口孝志】

○…鈴木は、2年ぶりの優勝を逃した。首位から出たが、3バーディー、1ボギーの70。「ショットが寄らんし、寄っても端っこばっかり」。パットが復調して安定したプレーを続けていたが、勝負どころの17番パー3でバーディーチャンスに痛恨のミスパット。「正直、勝たないと意味がないし、誰も覚えていない。そう考えると、17番のミスパットだけがどうしても許せないですね」と悔やんだ。

桜井心那が逆転で2勝目 鈴木愛、小祝さくら、吉田優利ら/女子プロ最終日写真特集