メジャー2勝のコリン・モリカワ(26=米国)が、19年の初開催から出場5度目で今大会初優勝を飾った。首位と2打差の4位から出て、7バーディー、ボギーなしの63と7つ伸ばして、通算14アンダー、266。8アンダーで2位のエリック・コール、ボー・ホスラー(ともに米国)に6打差をつける圧勝で、米ツアー通算6勝目を飾った。

コロナ禍で米国開催となった20年大会を除き、日本で開催されてきた今大会で、21年大会優勝の松山英樹に次いで、日本にゆかりのある日系米国人のモリカワが制し、会場は盛り上がった。優勝会見では「2年間優勝できないスランプがあったので最高です。自分の中で楽しみにしている大会の1つがZOZOチャンピオンシップ。日本人の血を引く自分が、この大会で日本の皆さんとつながりを持てて、こうして優勝できて本当にうれしい」と、全英オープンなどを制した21年以来のツアー制覇に声を弾ませた。

14人が出場した日本人のトップは、3つ伸ばして7アンダーとし、4位となった石川遼だった。石川は首位と5打差の8位から出て、8バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの67。最終18番パー5をバーディーで締めてホールアウトした時点では2位だった。その後、2人に抜かれ、12年プエルトリコ・オープンなど米ツアーでの自己最高の2位に並ぶことはできなかったが、随所でファンを沸かせた。今大会の10位までに出場権が与えられる、メキシコでの米ツアーの次戦に出場の意向を示した。

石川に次ぐ日本勢は6アンダーの6位で並んだ平田憲聖と久常涼だった。松山英樹は72と2つ落とし、5オーバーで51位だった。