男子プロゴルフツアーの国内下部・ABEMAツアーで昨季賞金王に輝いた生源寺龍憲(25)が28日、京都市内のホテルで行われた「2024JGTOツアー出場資格獲得激励会兼2023ABEMAツアー賞金王祝賀会」(同大ゴルフ部OB・OG会主催)に出席。谷口徹(55)や小田美岐(64)ら、母校・同大出身の先輩プロや関係者約120人から昨季の活躍を祝福された。

20日終了のアジアンツアー最終予選会(タイ)で2位に入り、同ツアー出場権も獲得した生源寺は「節目節目にたくさんの人に助けてもらい、今の自分があります。18歳の時に同大を選択して良かったです」と、これまでのゴルフ人生を回想。「今年は日本、アジアを通じてゴルフをする機会が増えますが、1つ1つ課題をクリアして戦っていきたいです。自分らしさを貫きながら、谷口プロ、小田プロのような偉大なプレーヤーになっていきたい」と誓った。

生源寺は、岡山・作陽高時代は全国的に無名の存在だったが、同大へ進んで4年時に関西学生会長杯で優勝。その後、プロでも努力を重ね、162センチの小さな体で卓越した技術と根性を蓄えてきた。同じ98年生まれには金谷拓実や、桂川有人らツアー優勝経験者がいる。同世代ライバルに負けじと、ゴルフ新世代の頂(いただき)を目指す。

◆生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)。1998年(平10)5月15日、山口県生まれ。10歳からゴルフを始める。岡山・作陽高時代は渋野日向子と同級生。162センチ、65キロ。