最終ラウンドが行われ、首位タイから出た星野陸也(27=興和)が6バーディー、2ボギーの68と伸ばして通算14アンダーの274でツアー初優勝を果たした。日本勢が同ツアーで勝ったのは青木功、松山英樹、久常涼に次いで史上4人目の快挙となった。

首位タイからスタートすると、前半アウトで1つ伸ばし、1打リードの単独首位に立つ。一時は並ばれたが、16番パー4でバーディーを奪って、再び首位に。17番パー3では約8メートルのバーディーパットをねじ込み、勝利を決定づけた。

星野は国内ツアーでは通算6勝。2021年東京五輪にも出場。2022年の国内ツアーで賞金ランク2位に入り、上位3人に与えられる欧州ツアー出場権を獲得していた。ルーキーイヤーだった昨季はポイントランク81位でシード権を獲得。2年目で初制覇を成し遂げた。