プロ20年目の上田桃子(37=ZOZO)が、2年ぶりの優勝にチャージした。イーブンパー45位から出て、7バーディー1ボギーの66。この日のベストスコアタイで、通算6アンダー138の3位に急浮上した。首位から出た鈴木愛(29)が2つ伸ばして首位をキープ。小祝さくら(25)が2打差2位。約6年ぶりにツアー復帰して、今季2戦目となる森田理香子(34)は最下位で予選落ちした。

上田が、リーダーボードを駆け上がった。スタートの10番でバーディー発進すると、15番で6メートルを沈めて、そこから3連続バーディー。さらに2つ伸ばして3打差3位に浮上。「パッティングが良かった。打ちたいところに打てている」と笑顔を見せた。

プロ20年目。オフは基本練習を徹底。パッティングは足裏で傾斜を感じることを意識して練習した。「優勝争いできる」という手応えを感じて挑んだ開幕戦は40位。前日の第1日も結果につながらずモヤモヤが募ったが、試合後に辻村明志コーチに確認してもらい「全然悪くない」。傾斜に意識がいきすぎていたため、ラインをしっかり読む事に集中した。「調子が悪くないのに結果が出ていなかったのでホッとできた。気にしないでプレーできたのは大きい」と表情も明るい。

07年賞金女王は、22年富士フイルム・スタジオアリス以来の優勝を目指す。

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