3アンダー6位から出た竹田麗央(20=ヤマエグループHD)が3バーディー1ボギーの70で回り、通算5アンダー139。首位鈴木愛(29=セールスフォース)と4打差は変わらないが、4位に順位を上げて予選通過した。

10番からスタートし、11番で2メートル、12番は4メートルにつけ連続バーディー。16番をボギーとしたが、後半の6番でもバーディーを奪った。

強風下のラウンドに「1ボギーで収まって良かった」とホッとした表情。前日からショットの当たりが良くなかったが「何とかなると思って、それだけを心がけました」。好調のパッティングとアプローチを自信に、割り切ってプレーしたのがハマった。

キャディーにも助けられた。竹田のバッグを担ぐのは男子では田中秀道や谷口徹、女子では上田桃子やイ・ボミの相棒として活躍し、“優勝請負人”と評される清水重憲キャディーだ。「絶対に行ってはいけないところがこのコースにはある。そこには絶対に外さないようにした。(清水キャディーは)『ここは行かない方が良い』と教えてくれるので」。

当の清水キャディーは「アップダウンもありますし、風は舞ってる。頭も使うから疲れた」と話しながらも、竹田が好位置につけているだけに表情は晴れやかだ。

竹田は桜井心那や神谷そら、川崎春花ら活躍が目立つ2003年度生まれのダイヤモンド世代のひとり。叔母には元賞金女王の平瀬真由美を持つ。爆発力のあるプレーから、ゴルフ関係者の間では優勝が期待される選手として、名前も挙がる。「去年優勝できなくて悔しかったので、今年は絶対に優勝したい」。優勝請負人と二人三脚で初優勝を目指す。

オレンジ色パンツの原英莉花 アン・シネは笑顔でスタート/女子ゴルフ第2日写真特集1