野口笑里(えみり、岐阜・小金田中3年)と佐藤涼音(りの、兵庫・竜山中3年)がイーブンパー72で、首位で並んだ。

野口は「よかったと思います」と納得の表情。インスタートの10番で2メートルを入れ、15番でも2メートルにつけてバーディーを奪い(3ボギー)、後半は「ショットが寄らなかったけど奇跡的に入った」という4、6番で6メートルほどのバーディーもあって、イーブンパーにまとめた。

佐藤は「前半はショットもべたピン、パットも13パットだった」と3バーディー(1ボギー)を奪うなど、2アンダーで首位を引っ張った。しかし、後半は「頭が痛くなって吐き気もしてきて」と体調不良に見舞われた。「とにかくカートに乗ることを最優先にした」と、プレーに集中できなかったが、3パットのボギー2つに抑えてイーブンパー。「耐えました」とほっとした表情を見せた。

この部門の世界ジュニア日本代表は2人。3打差以内に6人がいる混戦で迎える最終日に向けて、野口は「2日間大会なので、今日は上位にいたいというふわっとした目標でしたが、明日は優勝したい。セカンドショットが課題なので、これから練習します」と意気込んだ。佐藤は「体調は今は落ち着いています」といい「ショットの縦の距離感、ロングパットの距離感を修正したい。明日はスコアを落とさないこと。世界に行きたいです」と、こちらも意欲を見せていた。