レギュラーツアー1勝の実績を持つ浅井咲希(28=フリー)が4バーディー、2ボギーの2アンダー70で回り、トップと5打差の23位で好スタート。
「今年はあまり試合に出られていない。今週は推薦をいただき、アンダーで回れたのは良かった。一時に比べると、ゴルフ自体は良くなってきたと思います」
前半だけで四つのバーディーを奪い、ショットが曲がり始めた後半は1ボギーで耐えた。穏やかな表情には、今季下部ツアーのみ3試合目という極めて少ない実戦で、手応えをつかめた安心感があった。
2019年CATレディースでレギュラーツアー初優勝、ポイントランキング34位と好調を誇ったが、23年の産休を経て、ここ数年は心身ともにコンディションが整わなかった。
それでも最近は満足いく練習ができるようになったといい、「ある程度は練習をできたから、試合でずっと試したい流れができていた」と、この大会を迎えた。前半「33」のスコアは、自身も「ゾーンに入っていた」と振り返るほど。
下部ツアーの賞金ランキングは現在173位だが、優勝すれば、来季レギュラーツアーの優先出場順位を争う12月の最終予選会(QTファイナル)に直行できる。
その問いには「ははは~」と笑い、「まだ、そんなに成績を求めるまで気持ちの余裕がないんです。ほんまに自分の良し、というショットを、1ホール1ホールで増やしていくのが今の目標。落ち着いて練習のようにプレーできたらいい」と話す。
ただ、現時点で言えるのは、11月の予選会1次ステージは受けるということ。
「復活? そうですね…どうやろ、ほんまに今日の前半は良かった頃の感覚に似ていた。ここ3、4年はなかった感覚。久々につかめてうれしい。ちょっと1、2歩進んだ感覚はあった。もちろん、レギュラーツアーに行きたい。まずは試合に出られる順位を確保したい。体調とかは全然普通で問題ない」
コメントを重ねるほど関西弁になり、笑顔も続く。3歳の長男も応援してくれているというゴルフで、浅井の復活の道が始まっている。

