【俺たちの青学大〈13〉】出雲駅伝総括 関東勢最下位に怒りにじむも「目標は箱根」

来年正月の箱根駅伝で史上初の同一チーム2度目の4連覇を目指す青学大。12日の大学3大駅伝初戦の出雲駅伝は、2時間9分53秒でまさかの関東勢最下位の11位に沈みました。初出場した10年に並ぶワースト成績。

レース前日に「俺たちの出雲駅伝大作戦」を発令した原晋監督(59)はチームのスピード力を評価した一方、敗因には「駅伝の負の連鎖」を語りました。レース後のミーティングでは選手たちに連覇どころか「箱根シード落ち」の危機感も口にしました。

陸上

11位に終わり引き揚げる青学大・原晋監督ら(10月12日)

11位に終わり引き揚げる青学大・原晋監督ら(10月12日)

トップ早大から3分57秒遅れ、重苦しいムード

アンカー6区の前川竜之将(2年)が、トップ早大から3分57秒遅れでフィニッシュした後、チームには重苦しいムードが漂っていた。

1区の石川浩輝(2年)はタオルで顔を隠すほどの大泣きをすれば、2区の鳥井健太(4年)は座り込み、ぼう然としていた。

閉会式を終えた選手たちはスタッフ陣のところへ集合し、ミーティングを開いた。

原監督は「全部話すと1時間以上になる」と言った後、「1区以外は全滅」と簡潔に総括した。

出雲大社正面鳥居前をスタートする選手たち(10月12日)

出雲大社正面鳥居前をスタートする選手たち(10月12日)

スタートの1区では石川が首位の駒大とのスパート合戦に食らいつき、6秒差の2位発進。9月の5キロレースではチーム3番手の13分37秒の好タイムを出しており、「彼は緊張することなく、物おじすることなくスタートラインに立てる。レースで外すことはない」と指揮官は評価していた。

理想は、石川の区間賞スタートから2区鳥井で引き離すプランを描いていた。前回1区では小河原陽琉(現3年)が6位だっただけに「1区はいい流れできていた」と指揮官はうなずいていた。

しかし、問題はここからだった。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。