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関東学生連盟創立70周年記念試合
IVY-SAMURAI BOWL
法大伊藤喜が独走TDで存在感を示す

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
ブルドックス21
クリムゾン1435
得点経過
時間チームプレイヤープレーTFPG/NGYDS
1Q2:02CNeil=Rose(HARVARD)RUNKG3
13:19CNeil=Rose(HARVARD)RUNKG4
2Q9:30B伊藤喜(法大)RUNKG59
14:22CNeil=Rose(HARVARD)RUNKG12
3Q7:02CNeil=Rose(HARVARD)RUNKG9
9:50BPat=Bydume(YALE)RUNKG4
4Q6:30CNick=Palazzo(HARVARD)RUNKG6
14:31B新田(早大)→斎藤(早大)PASSKG25
スターター
TE10塚田昌彦(日体大)
LT76志摩英明(法大)
LG58久光祐史(法大)
79佐野常実(法大)
RG60木村周(一橋大)
RT77Jake=Kohl(YALE)
WR11吉田光(早大)
WR85米山晃嗣(日体大)
QBT・J・Hyland(YALE)
RBPat=Bydume(YALE)
RB82高沢航(一橋大)
13 竹内良太(日体大)
LE42 中谷聡太(早大)
LT91藤原裕樹(早大)
NT56真本圭太(日体大)
RT54谷川克己(日体大)
RE 森田雅也(法大)
LLB中松正樹(早大)
RLB47二上雄介(法大)
LCB24大浦渉(法大)
RCB26荒木龍太郎(日体大)
FS21鹿島裕太(法大)
SSSteve=Ehikian(YALE)
85 米山晃嗣(日体大)

 関東学生連盟創立70周年を記念して国立競技場で開催されたIVY-SAMURAI BOWL。法大からは11人の選手が選抜され、YALE及び関東1部Aブロックの選手を中心にして構成されるブルドックスのメンバーとして試合に出場。試合は21−35で敗れはしたものの、法大の選手たちはRB伊藤喜の独走TDを始め、随所で好プレーを見せ、12100人の観客に関東王者の存在感を示した。

1Q

 ブルドックスのキックで試合がスタート。クリムゾンはこのボールを自陣20yds付近までリターンしドライブを始める。ブルドックスは5−2体型を主体にしたディフェンスを展開するが、クリムゾンのQBNeil=Rose(HARVARD)のクイックリリースパスや守備ゾーンの切れ目を狙うパス、QBキープなどでゲインを許すと、最後はゴール前4yds地点からのNeil=Roseのキーププレーにより先制を許してしまう。続いて迎えたブルドックスのオフェンス。オフェンスの指揮を執るのはT・J・Hyland(YALE)。ブルドックスはショートとミドルのパスで前進を図るが、クリムゾンDB巧みなカバーの前にダウン更新できず、パントに追い込まれてしまう。更に直後のディフェンス時はクリムゾンの前進を阻止するが、再び迎えたオフェンス時、QBT・J・Hylandの放ったロングパスがLB大塚(東海大)にインターセプトされてしまう。しかし、このシリーズはフレッシュこそ許すものの、ブルドックスRCB荒木(日体大)がNeil=Roseのパスをインターセプトし逆に攻撃権を奪い取る。この機会を得点につなげたいブルドックスはラン主体のオフェンスを展開するものの、ライン戦で圧倒され思うようなゲインが出来ない。すると逆に1Q終了間際、再びNeil=Roseのキーププレーで追加点を奪われてしまう。

2Q

 2Qになってもブルドックスはなかなかモメンタムを掴むことが出来ない。オフェンスではラインが崩される場面が目立ち、ディフェンスではNeil=Roseのパスを防ぐことが出来ない展開が続く。しかし2Q中盤に差し掛かりブルドックスDT伊倉(法大)のQBサックをきっかけにして徐々に試合の流れがブルドックスに傾き始める。そして直後に迎えたオフェンスシリーズではT・J・Hylandのスクランブルでフレッシュすると、続くプレーではボールを手渡されたRB伊藤喜(法大)がインサイドに切り込み持ち前の個人技とスピードでクリムゾンDFを振り切ると一気にエンドゾーンまで駆け抜け59ydsの独走TDを奪い、ブルドックスはようやく初得点を挙げる。だがクリムゾンNeil=Roseのスクランブルとミドルパスを織り交ぜたオフェンスにゲインを許してゆくと、前半終了直前にNeil=Roseのスクランブルによって追加点を奪われ7−21で前半を終える。

3Q

 後半はブルドックスのレシーブでスタート。ここでは自陣20yds付近までリターンしドライブを開始する。後半は前半に比べ、ランをベースにしたオフェンスを展開するブルドックス。しかし、クリムゾンディフェンスの素早いリアクションによってそのランプレーも封じ込められてしまう。一方ブルドックスディフェンスはクリムゾンのパスに対して徐々に対応し始めたが、今度はRBNick=Palazzoを中心としたランによって突破を許してしまう。そして3Q中盤にはこの試合4本目となるNeil=RoseのTDランが成功し、更に突き放されてしまう。だが、直後に迎えたブルドックスのオフェンスシリーズで反撃が始まる。1度ランプレーをはさんだ後、T・J・HylandがWR斎藤(早大)への34ydsプレイアクションパスを成功させて一気に敵陣に侵入する。さらに再び相手にランプレーを見せ付けた後、今度はWR吉田(早大)へのプレイアクションパスが成功しエンドゾーン直前まで攻め込む。そして最後はRBPat=Bydumeのオープンへ展開したランでTDを奪う。

4Q

 ブルドックスのQBは3Q終盤に負傷したT・J・Hylandに代わって法大の市川が投入される。市川は走力を活かしたキーププレーで前進を狙うがクリムゾンディフェンスの強烈なタックルによって痛恨のファンブルを犯しターンノーバーを許してしまう。これ以上の失点を避けたいブルドックスだったが、クリムゾンのリバースプレーで一気にエンドゾーン直前まで侵入を許すと、最後はNick=Palazzoのインサイドへのランで更なる追加点を許されてしまう。ブルドックスは直後のシリーズの1stプレーでQB市川からリバースピッチをされたWR斎藤がSE米山(日体大)へのパスを成功させてロングゲインする。この機会を活かしたいブルドックスはオプションプレーを使ってゲインを図るが、逆にロスされてしまい、このシリーズでは得点を奪うことが出来ない。ブルックスはクリムゾンに得点を与えず、攻撃権を奪い返す。そしてこのシリーズからQBに新田(早大)が投入される。ブルドックスは新田の斎藤への23ydsTDパスで追加点を挙げるが反撃もここまで。試合は結局21−35でブルドックスが敗北した。

コメント

Jack=siedeckiヘッドコーチ(YALE):「今回は両チームとも異なる戦術を使った。今後の参考にして欲しい。今日の試合ではプレースキッカーの選手(竹内)がよかった。日本は観客も非常に熱心だった」

T・J・Hyland選手(YALE):「日本の選手とは仲良く出来た。プレーコールもお互い理解できた。試合のほうでは前半クリムゾンのDFがよかったので少しイライラしていた」

Tim=Murphyヘッドコーチ(HARVARD):「日本のチームは選手、コーチ共によくやっていた。限られた時間の中でやっているのはすばらしい石川、進士(共に東海大)などの選手がよかった。観客も熱心で、フットボールのファンだという印象を受けた」

Neil=Rose選手(HARVARD):「一緒にプレーして言葉の壁は感じられなくなった。相手も自分たちを理解しようとしていた。プレーコールにも問題はなかった」

RB伊藤喜選手:「何もない。一週間練習して言葉の壁が一番大きかった。アメリカの選手と日本の選手は技術面よりもサイズに違いがあった」

QB市川選手:「おもしろかった。言葉の壁は感じられなかった。他の大学の選手と練習してみて、みんなアメフトが好きなんだと思った。
 試合の出来は全くダメだった。オプションはいつもとメンバーが違うので大変だった。もっとパスを投げてみたかった。アメリカの選手はやっぱりサイズがあった。(同じQBのT・J・Hylandは)ずっとQBをやっていたので学ぶことがたくさんあった。またこのような機会があったら参加したい」



2004 IVY−SAMURAI BOWL
法大からは10人選出


 日本でアメリカンフットボールが行われるようになって今年でちょうど70年を迎える。これを記念して2004年6月20日、国立競技場において「2004 IVY−SAMURAI BOWL」が開催される。「2004 IVY−SAMURAI BOWL」ではアイビーリーグの名門ハーバード、エール両校からコーチ各7名・選手各4名の計22名が招聘され、ハーバードと関東学生1部Bブロック及び選抜選手で構成される「クリムゾン」が、エールと関東学生1部Aブロック及び選抜選手で構成される「ブルドックス」と対戦する。法大から選出されたのは以下の10人。

 
#8 OLB 森田雅也 (法4)
#17 QB 市川尚也 (営3)
#21 SF 鹿島裕太 (営4)
#27 CB 大浦渉 (社4)
#29 RB 伊藤喜章 (法4)
#47 MLB 二上雄介 (営4)
#58  久光祐史 (法4)
#76  志摩英明 (文3)
#90 DT 伊倉良太 (営2)
#97 DE 杉本侑亮 (法3)

※背番号は「2004 IVY−SAMURAI BOWL」で使用されるもの




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