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ホーム野球ホーム 04'秋季リーグ戦(1)

立大3回戦
熱戦延長12回 逆転サヨナラ勝ちで勝ち点2

東京六大学野球秋季リーグ戦 第2週 VS 立 大3回戦
9月20日(月) 神宮球場

10 11 12
立  大
法  大
 

(立)三浦、小林、平田、●日野 ― 高橋泰

(法) 福山、平野貴、下敷領、○中野(3勝1敗) ― 御手洗

[本](立)比嘉(8回満塁=福山)

   (法)田中彰1号(4回3ラン=三浦)、大引1号(7回2ラン=小林)       

連勝して勝ち点を挙げたい法大。先発は立大1回戦で好投した福山だった。初回、立大の1番・加藤に四球を与えると3番・多幡に左前適時打をうたれ1点を先制される。法大は4回、2番・山下からの攻撃で安打と四球で無死満塁とし、5番・松浦健の犠飛で同点に追いつくと尚も1死一・二塁で6番・田中彰の3点本塁打で一挙4点を挙げ逆転に成功する。6回には御手洗の適時打で1点、7回には大引の2点本塁打で理想的な展開で追加点を挙げる。投げては福山が7回まで立大を1点に抑え、勝負はついたかにみえた。しかし8回表、代打・大西、1番・加藤の連打と2番・高橋泰の四球で無死満塁とされ、3番・多幡に押出しの四球を与える。続く比嘉には右翼に満塁本塁打を打たれ5点を返される。9回なんとか1点差で逃げ切りたかったが守備の乱れから1点を返され同点。試合は延長戦へと突入した。12回表、立大は5番・福島が中安で出塁し、川上の適時打で1点を勝ち越す。だが法大は1死から2番山下の左越二塁打、大引の内野安打で一・三塁とし代打・犬童の右越適時二塁打で同点 。立大は5番・松浦健を敬遠し満塁策をとるも6番・田中彰への初球が暴投となり3塁走者の大引が生還。法大は劇的な逆転勝利でリーグ戦通算1,000勝を飾り、立大から勝ち点を挙げた。
 

*選手・監督の試合後のコメント*

中野投手(リリーフで好投)「満塁でピンチの場面での登板では、同点に追いつかれていたので、点を与えないよう集中していた。「左バッターが来たら行くぞ」と言われていたからそこでの登板は考えていた。今日は気持ちで頑張った。12回は、1点もやらないという気持ちだったが、甘いところに入ってしまった。延長だったが、今のチームは追いつかれても追いつくチームなので長い試合だとは感じなかった。(次は春の覇者明大だが)今の自分らのチームも勝っているから相手を気にせず頑張りたい。」

田中彰選手(3点本塁打)「(試合を振り返って)とにかく勝ててよかった。通算1,000勝は通過点。1,000勝はこれからも勝って優勝して、その喜びと共に味わいたい。(本塁打は)打ったのはストレート。カウントがよかったので思い切りいこうと思った。今までチームに迷惑をかけていたので打ててよかった。(サヨナラの場面では)打席に入る前に監督に思い切り打てといわれた。外野フライてもいいという気持ちで打席に入った。(明大戦に向けて)チーム一丸となって戦うだけ。」

大引選手(2点本塁打)「本塁打は狙っていなかった。今日の打席では四球が多かったがチャンスメイクに徹し次の打者に回していこうと思った。8回の福山さんは逃げの投球だった。逃げないよう野手でもり立てていったが打たれてしまった。でも逆に本塁打を打たれたことであとの走者が残らず切り換えていけたのだと思う。」

犬童選手(同点の適時打)「立大一回戦と同じ最後引き分けの場面1アウトで代打を任されたことについて)この前は(三振で)失敗しているから今日は打つぞという気持ちだった。(代打は)そのとき突然言われた。(打席に入る前、監督から)自分のバッティングをしてこいと言われた。(打ったときの感触)よかったけど取られそうと思った。1点入ってよかった。(今日で法大の公式戦1,000勝達成について)意識はしてない。勝ちに行くことだけを考えている。(明大戦に向けて)勝ち点をとりにいきたい。(今季の法大)打球に勢いがあると思う。」

植野主将「(8回から6点差を追いつかれる展開に)改めてどんなことでも起こり得るんだなと思った。走者をためて一発打たれるという普通ならがっくりきてしまうパターンだったが、控えも含めてムードが悪くならないように盛り上げてくれた。無死満塁を抑えた中野投手について)連投だったが、昨日より球は走っていた。(次節、明大戦に向けて)強豪2チームになんとか勝ち越すことができたが、今季は東大も頑張っている。1週空くのでしっかり調整して、1戦1戦大事に戦っていきたい。」

金光監督「野球の怖さを思い知らされた試合だった。野球は最後まで分からないと選手が感じたことで大きな勝ちになると思う。福山は8回、大量点で気が抜けたわけではないと思うが四球がらみで打たれてしまった。9回無死満塁で中野を登板させた場面では1、2点のビハインドは覚悟の上で裏の攻撃があるんだから諦めずに行こうとマウンドで話した。あの場面中野は併殺で切り抜け良く抑えてくれた。12回代打で出た犬童はチームで3番目に入る打撃センスを持っている。チャンスで良く打ってくれた。今日勝って通算1千勝になったが歴史の重みを受け止め新しい1ページを作っていこうと思う。このカードでのミスを整備して明治戦を初戦のつもりでやっていきたい。」


立大2回戦
中盤に逆転 立大に先勝!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第2週 VS 立 大 第2回戦
9月19日(日) 神宮球場

法  大
立  大
 

(法)中野、下敷領、○平野貴(1勝) ― 植野、御手洗

(立) ●日野、平田、大川 ― 高橋泰

[本](法)御手洗2号(8回ソロ=大川)  

   

 法大は初回、1番・普久原が右二塁打で出塁し3番・大引の右三塁打で幸先良く1点を先制する。その裏立大は左安打で出塁した1番・加藤が三塁まで進み、3番・多幡が犠飛で返し同点に追いつく。なおも1死満塁としたところで6番・鈴木宏が押し出しの四球を選び逆転に成功する。立大は3回にも先頭の5番・高橋佑が中安打で出塁し8番・福島が適時中安打を放ち1点を追加する。法大も5回、1番普久原が四球で出塁、三塁まで進むと4番・藤田の犠飛で生還。追い上げを見せる。立大はその裏3回途中から代わった下敷領から2死満塁のチャンスをつかむが満塁になったところで代わった平野貴に4番・比嘉が遊ゴロに倒れ追加点ならず。5回のピンチを切り抜けた平野貴は6回の攻撃、無死2・3塁の場面で適時左二塁打を放ち自ら2人の走者を返し、法大逆転。逆転に成功した法大は8回、6回から植野に代わってマスクをかぶっていた御手洗に昨日に続いてソロ本塁打が出てさらに1点、9回にも中安打で出塁した大引を三塁において6番・田中彰がレフトに犠飛を打ち、駄目押しの1 点を入れる。平野貴はロングリリーフで9回まで投げきり嬉しい公式戦初勝利を挙げた。   

*選手・監督の試合後のコメント*

平野貴投手(6回2点タイムリー&公式戦初勝利)「(公式戦初勝利で)うれしいです。(一度マウンドに行って戻されたが)何か次のバッターにならないと代われないらしいと言われて。それで気持ちが切れることはなかった。(逆転タイムリーは)初球から振っていこうと思って。しぼり球は特になかった。来た球を打つだけなので。(ピンチの場面で使われることが多いが)高校時代からそうだった。逆に自分の見せ場だと思って投げてます。(肩を作るのは)自分はできるのが早いので大丈夫です。(明日へ向け)全力で勝ちに行きます」

大引選手(先制のタイムリー)「平野投手は今までで一番良かった。安心して見ていられた。(三遊間や二遊間を抜けそうな打球をさばいた攻守について)守備は自分のセールスポイントなので持ち味を生かせて嬉しい。打撃は3番を任されているので、悪くても走者を進めるバッティングを心掛けている。今はチーム状態が凄く良く、逆転できそうな雰囲気が漂っている。この勢いのまま明日も勝ちたい」

普久原選手(5打席中4打席出塁)「1番バッターとしてやっと自分の役目が果たせた。(チームの打線も好調ですが)ベンチが盛り上がってるので自分もそれに乗って行こうと思う。(春と違うのは)チームの勢い。それにみんなが楽しくやっている。(明日に向けて)明日で決めて、優勝に向けて勝ち進んで行きたい」

御手洗選手(2試合連続の本塁打) 「投手が代わった直後だったので代わり鼻を思いっきり打った。追い込まれたらきついのでカウントをとりにくる球を積極的に打つようにした。今日は打った瞬間に入ると確信した。(6回から平野を好リード)平野も調子が悪くなかった。うまく力を出せるようにリードした。平野には思いっきり投げるように言った。自分はいつでもいける準備はしている。チームもいい流れで、自分にも流れがきているのでこの調子を維持したい」

植野主将 「今日は序盤逆転されチームの雰囲気も暗かったが、踏ん張ることができた。それから中盤勝ち越して後半追加点を上げ、そのまま勝つことができてよかった。今日先発の中野は早大戦より調子が悪く、キレ・スピードがなかった。3番手の平野貴は非常によかった。今日の勝因は平野の好投。相手にリズムを持っていかせなかった。今の投手陣の調子はいい悪いが5:5。明日は今日の勢いでこのままストレート勝ちしたい」

金光監督「前半苦しい時を我慢して中盤以降の逆転劇につなげていけた。投手が悪くてもそこで我慢して次の投手につなげていく形ができつつある。平野は5回満塁の場面で行かせたが良く抑え自分のバットで走者を返し、気持ち的に乗っていた。平野は行けるところまで行かそうと思っていた。昨日に続き本塁打を打った御手洗は力をつけてきている。リードもテンポがいい。オープン戦でもマスクをかぶらせていたので経験が出てきている。明日はストレートで勝ち点を取って勢いを保っていきたい」


立大1回戦
激闘12回!! 価値ある引き分け

東京六大学野球秋季リーグ戦 第2週 VS 立 大1回戦
9月18日(土) 神宮球場

10 11 12
立  大
法  大
 

(立)小林、大川、三浦 ― 高橋泰

(法) 下敷領、福山 ― 植野、御手洗

[本](法)普久原1号(2回ソロ=小林)
      御手洗1号(7回ソロ=小林)     

 立ち上がりの下敷領は1回から立大打線に掴まり、4番・比嘉に2点適時打を浴び先制を許す。法大も1回には3番・大引の適時打、2回には1番・普久原の本塁打で同点に追いつき、先発下敷領を助ける。しかし、5回8番・有留の中前打を皮切りに1番・加藤の右中間適時二塁打、2番・高橋泰の適時右前打、4番・比嘉の左中間適時二塁打で計3点を献上する。法大は7回、5回途中からマスクを被った御手洗の右越本塁打で1点を返すと1死満塁から5番・松浦健の犠飛で1点差と迫ると9回、無死二三塁からまたも松浦健が犠飛を放ち、土壇場で同点に追いつく。しかし、続く2死一二塁のチャンスで8番・福山の右前打を右翼手・手塚が好返球、サヨナラのチャンスを生かせなかった。その後も決定打は生まれず12回規定により引き分けとなった。
 

*選手・監督の試合後のコメント*

福山投手(リリーフで好投)「(6回1死一二塁での登板)負けていた場面だったので、点を与えないように投げた。延長に入ってからも(点を)獲られたらそこでほぼ負けなので変化球主体のピッチングになってしまった。(奪三振12について)本当ですか?知らなかった。(ピンチらしいピンチはほとんどなかったですが)そうですね。調子的にはオープン戦と変わらないぐらいだったのですが、開幕戦は硬くなってしまったが、2戦目ということもあり大分ほぐれた。(9回の打席は?)打席に入る前、監督に打てなくてもおまえが打たれなければ負けない、硬くなるなと言われた。緊張していたが、打てなくても大丈夫だとダメ元でいったのがヒットに繋がったと思う。(明日に向け)まだあと2勝しなくてはいけないので、明日あさって自分は与えられたことの最低限のことはやって、勝ちに繋げたい。」

御手洗選手(公式戦初安打、初本塁打)「打ったのはストレート。何も考えずに打席に入った。チームのために役立ちたかった。(5回ピンチの場面での出場だったが)立大の流れだったので点を与えないことで、流れを変えたかった。点は取られたが結果的には最小失点に抑えられてよかった。福山の調子がよかったので、のせていけるようなリードを心がけた。(次に向けて)今日は負けていた試合をプラスに持っていけた。明日からもいい流れでいけるようにしたい。」

松浦健選手(同点の犠飛を含む2打点)「九回のチームのムードは最高だった。あの場面(無死2・3塁)では犠飛ではなくヒットを打ちたかった。相手投手の大川の球の切れ球威はそんなに良くなかったので来た球を打とうと思っていた。明日も集中力を切らさず頑張っていきたい。」

植野主将「今日の試合は延長引き分けとなったが、同点に追いついたことは大きい。前回の早稲田戦の勢いのままで、チームの雰囲気はよい。バッターはいい感じで、ピッチャーでは福山が早稲田戦よりよくなっている。下敷領は球が高かった。試合後、チームに疲れはないが、勝ちたかったという気持ちは残っていた。(手の具合は)大丈夫だ。今日の試合で引き分けに持ち込んだことは大きいし、自分たちのほうが有利であると感じている。明日は勝って月曜につないでいける試合をしたい。」

金光監督「おしいところもあった試合だが負けゲームに等しい。でも春はあのまま押し切られていたので引き分けに持ち込めて良かった。立大先発小林投手には一つ一つつないで行けば抑え込まれることはないと思っていた。九回は最後まであきらめずくらいついていこうと指示した。代わったバッテリー福山、御手洗の息も合っていてよく抑えてくれた。明日も頑張るしかない。」


早大3回戦
中野完封!早大から4季ぶりの勝ち点

東京六大学野球秋季リーグ戦 第1週 VS 早 大3回戦
9月13日(月) 神宮球場

早  大
法  大 ×
 

(早)●越智、宮本、大谷 ― 山岡

(法)○中野(2勝1敗)― 植野、御手洗

[本](法)松浦健1号(5回ソロ=宮本)
     
              

 法大は初回、2回と走者を3塁まで進めるものの得点できずにいたが、3回4番藤田が3塁打で出塁し、5番松浦健が適時2塁打で返し1点を先制する。4回は7番村上が四球で出塁すると、9番中野、1番普久原も安打で続き満塁とすると2番山下の二ゴロの間に村上が生還。さらに大引への二球目の投球が暴投となり、中野が還りこの回2点を追加。5回には松浦健が中越ソロ本塁打を放ちさらに突き放す。松浦健は7回にも走者を3塁に置きライトへ犠飛を打ちこれが駄目押し点となる。法大先発中野は安定した立ち上がりで中盤以降も5回、2本の安打で2死2・3塁としたのがピンチらしいピンチで連打は許さず、9回を投げ切り早大から完封勝利を挙げた。早大から勝ち点を挙げたのは02'年秋以来4季ぶり。主将の植野が自打球を当て途中交代したのが気がかりなところだが法大はいいスタートを切り次の立大戦につなげていきたい。  
 

*選手・監督の試合後のコメント*

中野投手(完封で今季2勝目)「今日の調子は真っ直ぐのキレも良く、良かった。昨日悪いピッチングをしてしまったので、打者に向かっていくピッチングを心掛けた。三連投になった疲れも全然問題ない。風が強かったが、気にならなかった。(捕手が植野選手から御手洗選手に代わったが)特に気にしなかったし、自分のピッチングをすればいいと思っています。完封の意識はなかった。一人一人抑えていこうということだけを考えていた。完封はその結果として付いて来た。(早大に勝ち越したが)早大に勝てたというより、初戦で勝ち点が取れたということが大きいです。(次週立大戦へ向け)今週勝ち点を取れたので、来週も勝ち点を取って勢いに乗って優勝したい」

松浦健選手(本塁打を含む3打点)「(5回のホームランについて)まずは勝つことを優先に考えながら打った。打った瞬間に“入る”と確信を持っていた。打った球は外まっすぐだった。昨日一昨日とよい結果が出せなかったが、監督が使い続けてくれたし、チームも励ましてくれた。練習で気持ちが下がることもあるが、今日は気持ちが充実していた。次の立大戦は、とりあえず一戦一戦頑張りたい。自分のバットで勢いが出てほしいと思う」

植野主将「中野がよく抑えてくれた。三連投になるが疲れは感じさせずに、今日はブルペンで投げていたときから真っ直ぐもきていたしコントロールもよかった。インコースの球にも力があり、安心して見ていられた。ベンチでは試合に出ている選手も出てない選手も関係なく、点を取っても次の1点を取りに行く構えで試合に集中できた。いいスタートが切れたので立大戦にもこの勢いで頑張っていきたい」

金光監督「中野がよく頑張った。昨日難しい場面で登板し精神面の弱さで失敗したが、今日は四年生の意地で先発を託した。味方が点を加えていき行けるところまで行かせようと思っていた。松浦は打順を一つ下げて楽に打たせようとしたが、3回の2死3塁の場面でタイムリーを打ってくれたのが大きかった。植野の手の具合はまだわからないが状態によってはその対応も考えていかなければならない。開幕戦の早大戦をこの秋の一つのターゲットとしていたのでこれを弾みとして次につなげていきたい」


早大2回戦
終盤の逆転負け 勝負の行方は第3回戦に

東京六大学野球秋季リーグ戦 第1週 VS 早 大 第2回戦
9月12日(日) 神宮球場

法  大
早  大 ×
 

(法)下敷領、●中野(1勝1敗)、猪子、若松、平野貴 ― 植野

(早) 大谷、○宮本 ― 山岡

[本](法)今村1号(9回ソロ=宮本)  

 昨日の白星の勢いそのままに、初回から3番・大引の左中間適時二塁打で1点を先制する。その後も村上の右中間二塁打でチャンスを作ると相手のエラーで1点を追加するなど、5回まで2点をリードする。しかし、6回、2本のヒットと3つの四死球で同点に追いつかれると、流れは完全に早大へ。7回、8回と代わった投手がことごとくつかまり、4点をリードされてしまう。最終回、2死から代打・今村の公式戦初となる本塁打が飛び出すも反撃はここまで。法大は、10個の四死球を与えるなどで、投手陣が踏ん張りきることができなかった。
 勝ち点の行方は第3戦に持ち越されることとなった。 
 

*選手・監督の試合後のコメント*

下敷領投手(春季立大戦以来の先発)「(久しぶりの先発だったが)調子はよくなかった。チームの勢いに一緒に乗っていけたらと思って投げた。6回は粘り強くいきたかったが四死球を出してしまった。ケガはもう問題ない。春は治療していたが夏場から投げていたのでスタミナも大丈夫。次というより、明日勝しかない。」

大引選手(先制のタイムリー)「早大先発の大 谷は立ち上がり不安定だった。追い込まれてはいたがタイミングはあっていたので、 昨日の勢いのまま、自分のスイングができた。試合は、終盤に追いつかれてからは、 試合の流れを早大から自分たちの流れに取り戻せなかった。明日の試合は、自分が打 てなくても良いから、ピッチャー中心の守り抜く試合をしてをなんとしても勝ちた い。」

今村選手(公式戦初本塁打)「(9回2死ランナーなしの場面での代打)とりあえず自分のできることをしようと。塁に出ることをまず考えた。打ったのは、インコースのスライダー。打った瞬間は訳わからなかった。手応えはあった。詰まっていたが、打球が良かったので、入ると思った。(明日への意気込み)勝ち点を獲るしかない。そして、いいスタートを切っていきたい。」

植野主将「今日は終盤に2点追い付かれてしまったのが敗因だった。3・4番打者の前にランナーを出してしまったのは痛かった。そして自分が7回2死1塁からの盗塁をさせなかったことも大きい。(10死四球与えたことについては)内角を意識して投げないといけないので。先発の下敷領投手の調子はオープン戦と変わりなかった。(6回以降立て続けに点数をとられてしまったが、チームの雰囲気は?)追い付かれた時点で、振り出しに戻っただけなのに1・2回のような勢いはなくベンチの雰囲気はよくなかった。明日はやはり昨日1戦目勝てたのが大きいので、簡単に勝たせてくれる相手ではないが1戦目のような勢いで勝ち点を取りにいきたい。」

金光監督「投手の制球が乱れてしまい、踏ん張り切れずに流れを持っていくことができなかった。早大先発の大谷への対策としては外の球が多いのでストライクをきちっと打ちボールを見逃すよう指示した。打線が大谷から3点取れたのよくやった。下敷領は6回まで行かせたが制球面、先頭打者を塁に出してしまう点など本来の調子ではなかった。早大には簡単に勝ち点を取れるとは思っていないので、厳しい戦いになるが接戦に持ち込み物にしていきたい。 」


早大1回戦 逆転勝利でリーグ戦好発進!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第1週 VS 早 大1回戦
9月11日(土) 神宮球場

早  大
法  大 ×
 

(早)●越智、宮本 ― 山岡

(法) 福山、○中野(1勝)― 植野

[本](法)藤田1号(6回2ラン=越智)
     
              

法大先発福山は初回2四死球を与える不安な立上がりで毎回走者を出す。早大は3回、安打で出塁した3番・田中浩が二塁盗塁でボールが逸れる間に三塁に進塁し、5番・山岡の適時打で1点を先制する。法大は早大先発越智に5回まで無安 打に抑え込まれるが6回先頭の1番・普久原が四球で出塁すると3番・大引の左中間適時二塁打で同点に追いつく。さらに5番・藤田に左超本塁打が飛び出しこの回3点で逆転に成功する。福山をリリーフした中野が4イニングを無失点に抑 えそのまま逃げ切った。法大は開幕戦白星スタートとなった。  
 

*選手・監督の試合後のコメント*

福山投手(開幕投手)「開幕投手ということでベストコンディションに仕上げたつもりだったのだが精神的な面で詰めの甘さが出た。(5回6安1自責点の内容だが)制球、球の切れも今いちでふがいない。今シーズンは自身の成績云々よりチームの優勝が目標。今の勢いのまま突っ走りたい。」

中野投手(リリーフで好投)「(ビハインドの場面での登板)0対1だったので、これ以上点をあげないことを第一に。ねばり強く投げることを心がけた。(代わった直後、逆転)点数を与えて、向こうに再び流れを持って行かれないように投げた。(今日出来は)先頭打者を出さなかったことは良かった。出たランナーは2アウトからだったので、次回は2アウトからでもランナーを出さないようにしたい。全体的に満足のピッチングだった。(明日に向け)投げる機会があれば、今日のようなねばり強いピッチングをしたい。」

大引選手(同点の適時打)「(今季初安打)打ったのはスライダー。スライダーがくると頭の片隅にあったので対応できた。(6回まで抑えられていたが)投手が粘り強く投げていたので打線もつないでいこうと信じていた。(春の首位打者)はおまけみたいなもの。相手からマークされているというのは感じない。意識するとだめなので意識しないようにしている。3番という位置にいるので、チャンスで1本打てなければならない。三振を減らして、ランナーを返したい。(チーム全体が)春以上の結果を残すという強い気持ちを持って頑張っている。(明日に向けて)明日もチャンスで打っていきたい。」

藤田選手(逆転の本塁打)「6回の本塁打は、入れ!入ってくれ!と思い続けていた。打った球種はストレートまん中高め。この球を狙っていた。流し打ちをした。6回までチームにヒットがなっかたが、6回に打撃に勢いが出て、チームの雰囲気はすごくよくなった。イケイケムードになった。(今日の試合内容をどう考えているか)辛抱して辛抱してチワンャンスを生かせたため、最高の勝ち方となったと考えている。反省点は、三振が多かったこと。(5番打者という打順について)何番でもいい。(次の試合について)投手の左右は気にしていない。明日も勝たねば今日の意味もなくなってしまうと考えているので、明日も勝ちにいきたい。」

植野主将「3年次から早大には勝つことができず、さらに春は5位という結果だったので、大事な初戦に勝利できてとてもよいスタートがきれた。6回の大引選手のタイムリー、藤田選手の2ランは、今日の試合は結果的に3安打しか打てず、あそこしか点が取れなかったというのもあるが、ワンチャンスをものにできたと考えると非常に大きい。あのシーンはチームの士気もまとまりも最高潮だった。先発の福山投手が2死球を早大に与えたことについて、自分は全く気にしていない。インコースを投げないと打ち取れないし、相手もよけなかったので。福山投手も同じく気にはしていない。2番手の中野投手はオープン戦より調子がよかったが、普段を考えると普通だった。(下敷領投手の仕上がりはどうか?)万全。いつでも登板できる。4年生として最後のシーズンだが、キャプテンとしてはあと1ヶ月。少しでも多くチームの勝利に貢献したい。そして2戦目は勢いが大事なので、明日はこのままの勢いで勝ち点をとりたいと思う。」

金光監督「前半相手の先発越智くんに抑え込まれるのは予想通りだった。簡単に点を取れるとは思っていなかったが、福山が1点で抑えてくれたので後半どこかでチャンスが来ると思ってた。6回先頭の普久原が出塁し大引のタイムリーで勢いがついた 。早稲田から開幕戦白星でいいスタートが切れた。総力戦で一戦一戦トーナメントのつもりでやっていきたい。」


 東京六大学秋季リーグ戦日程発表


 秋季オープン戦も半分を過ぎ、実践モードに入ってきた法大野球部。2001年春以来の優勝を目指し、9・11早大からリーグをスタートさせる。



9月11日(土)早 大(第2試合)
12日(日) 〃 (第1試合)
☆18日(土)立 大(第2試合)
☆19日(日) 〃 (第1試合)
10月2日(土)明 大(第1試合)
3日(日) 〃 (第2試合)
9日(土)慶 大(第1試合)
10日(日) 〃 (第2試合)
23日(土)東 大(第2試合)
24日(日) 〃 (第1試合)

☆プロ併用日
 
第1試合は11:00試合開始、第2試合は13:30頃開始予定


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