第87回選抜高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の選考委員会が23日、大阪市内で行われた。21世紀枠の3校は、松山東(愛媛)豊橋工(愛知)桐蔭(和歌山)に決定した。21世紀枠特別選考委員のコメントは以下の通り。

 佐山和夫(日本高野連顧問、ノンフィクション作家)「21世紀枠の趣旨が徐々に理解されて、いい選考ができたと思う。選ばれた学校は全国の模範となる、いい試合ぶりを見せてほしい」

 浅井慎平(写真家)「21世紀枠にふさわしい高等学校が選ばれ、この制度の存在意義が深まったと感じました。甲子園での戦いにも、それは反映されるのだろうと楽しみにしています」

 あさのあつこ(作家)「今回も悩ましい選考会でした。結果は納得のいくものでしたが…何となく割り切れない思いも残ります。プレゼンの時、もう少し学校より選手個々の個性を見せてほしかったです」

 ヨーコ・ゼッターランド(嘉悦大准教授)「『モノづくり』と『地域への貢献』、『野球の原点』と『伝統』などユニークな学校の特色が反映された選考会。今年も選出に頭を悩ませました」