今夏の甲子園出場を決めている広島工(広島)の元野球部員(2年)が30日、強制わいせつ容疑で再逮捕された。5月17日に廿日市市内の路上で女子高生を押し倒し、体を触るなどした疑い。元部員は別の女子高生への強制わいせつ致傷容疑で7月20日に逮捕されていた。

 元部員はメンバー入りしておらず、最初の逮捕時に保護者を通じて退部を申し出ていた。同時に同校は県高野連と相談し、県大会出場を決めた。田口裕校長(59)は会見で「お騒がせして申し訳ない」と謝罪した上で、「生徒の個人的な犯行だった。辞退は考えていない」と話した。この日、野球部員全員に説明。8月1日に予定していた厳島神社への必勝祈願などを中止。今回の件については、明日1日の日本高野連審議委員会で報告される。