仙台大が東北大に7-1で勝利し、開幕連勝で勝ち点1を挙げた。9番新保玖和内野手(3年=霞ケ浦)が4回に勝ち越しスクイズを決めると、第3、4打席には2打席連続アーチで計6打点と大暴れした。東北福祉大は東北工大を7-0の7回コールドで下し、同じく連勝で勝ち点を挙げた。6回に3番辻村大我外野手(4年=龍谷大平安)が2ランを放ち、打線を勢いづけた。
◇ ◇ ◇
流れをつかみたい2-1の6回だった。仙台大・新保が2死三塁でスライダーを捉え、左越えの2ランを放った。続く8回1死二、三塁の打席では、今度は直球を逆方向へ運ぶ右越えの3ラン。「リーグ戦ではもっと上を目指している。満足はしていないですけど、率直に勝ちに貢献出来たのは良かったです」。4回には勝ち越しスクイズを決めており、9番打者が2打席連発など6打点を荒稼ぎした。
「個人的には侍ジャパンの合宿に行かせてもらって、代表に入れなかった悔しさが結構強くて、やれる準備をして迎えたリーグ戦でした」。昨年11月と今年6月、大学日本代表の選考合宿に招集されるも、メンバー選出には1歩届かなかった。悔しさを味わうと同時に「もっと上に行きたいという向上心、野球感や技術面で学べることが多かった」と収穫も得た。
昨年まで東北福祉大の正遊撃手だった兄・茉良内野手(22)はドラフト5位で中日に入団した。「フィジカルをちゃんと強くしておかないと話にならない」と、現在2軍で経験を積む兄からはっぱをかけられた。下半身と背中を軸に鍛え上げ、飛距離は伸び、打球速度も約10キロ上昇。「小さいときから一緒に目指したプロの景色は、頑張って一緒に見たい」。一足先に夢をかなえた兄から熱い言葉もかけられ「もっと、頑張らなあかんな」と、さらに燃えた。
1年春からベンチ入りするなど経験豊富で、3年生ながら広川稜太内野手(4年=旭川大高)とともに副主将を務め、井尻琉斗主将(4年=北海)を支える。目指すは4季ぶりの王座奪還。「先を見ずに、目の前の相手を仙台大の野球で倒していけたらと思います」と頂点奪還に挑む。【高橋香奈】
◆新保玖和(しんぽ・くお)2005年(平17)4月26日生まれ、大阪府出身。中学時代は大阪・河南リトルシニアでプレー。霞ケ浦(茨城)に進み、主将も務めた。仙台大では1年春からレギュラーをつかみ、24年の全日本大学野球選手権にも出場。兄は中日新保茉良内野手。177センチ、71キロ。右投げ右打ち。



