昨夏、今春の甲子園で準優勝した光星学院(青森)の金沢成奉(せいほう)総監督(45)が、9月から茨城・明秀学園日立の監督に就任することが1日、分かった。東北福祉大出身の金沢氏は、95年秋に光星学院の監督に就任。97年センバツで甲子園に初出場し、00年夏の4強など春夏計8度の出場に導いた。巨人坂本やソフトバンク下沖らプロ選手も輩出。全国レベルの強豪校の礎を築いた。

 10年3月で監督を退いて総監督となってからは、東北高校球界のレベルアップに尽力。今夏、花巻東・大谷翔平(3年)を撃破して甲子園に乗り込む盛岡大付(岩手)は、昨秋から金沢氏に打撃指導を仰いでいた。明秀学園日立は初めて夏の県大会に出場したのが96年と歴史は浅いが、04年に4強、09年に8強入りするなど着実に力をつけている。