ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、会見で面白いことを話していた。「昨季は肘のトミー・ジョン手術が流行したが、今季の流行は『ストリーキー(連続的)』だ。連勝にしても連敗にしても、今季は連続するチームが非常に多い。我々のチームもそうだしね」と分析してみせたのだ。

 確かに今季は大型の連勝、連敗が目立つ。ア・リーグ西地区のアストロズは4月24日から10連勝したが6月4日から7連敗を記録。青木宣親が所属するジャイアンツは4月10日から8連敗したが5月15日から8連勝し、さらに5月25日から5連勝したがその翌日から今度は5連敗と波が激しい。ブルージェイズは5月13日から5連敗したが6月2日から球団史上最長タイの11連勝をマークし、田中将大が所属するヤンキースは5月12日から4連敗後に1勝を挟んでさらに6連敗し、6月1日から7連勝した。

 メジャーでも日本と同じように「験担ぎ」はよくあり、ヤンキースは序盤戦で好調だったときにチームほぼ全員で口ひげを伸ばしていた。だが連敗が続いているときは、日本のように塩を盛って邪気を払うといったことは行われない。ただ、連敗が続いたりチームが大きな不振に陥ったときによく言われるのが「呪い」だ。今季も、アストロズが7連敗したとき、本拠地ミニッツメイドパークのセンターにある「タルズ・ヒル」という丘を来季から撤去するという発表と重なったため「タルズ・ヒルの呪いだ」との声が上がっていた。

 それにしても今季は、なぜこんなにも連勝、連敗が多いのか。ジラルディ監督は「チーム同士の相性の良しあしが要因のひとつだと思う。それが今季は、はっきりしているのかもしれない」と分析していた。

【水次祥子】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「書かなかった取材ノート」)