新天地ドジャースでますます目が離せない大谷翔平。彼の「魅せる」特別な瞬間や表情を、カンビンことニッカンスポーツ・カメラマン菅敏(すが・さとし)が選りすぐりの写真とともにその舞台裏を語る。

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4月23日、ワシントンD.C.でのナショナルズ戦での出来事です。9回に大谷さんが放った打球は、誰もが「入った!」と確信できる一発でした。バットの芯をとらえたボールの音が、スタジアムに響き渡ります。ボールの行方を確認し、ゆっくりと歩き出しダイヤモンドを1周しました。

ホームに戻り、左右に体を揺らしながらベンチへ帰る翔平さんは満面の笑みです。ドジャースベンチ側三塁カメラマン席で撮影する私からもチームメートから祝福される姿がよく見えました。するとそのシーンの最後に一瞬、目に光るものが見えました。私も写真を見返し、送りながら思わずジーンときてしまいましたが、この感極まった真意はいったい何だったのかは、残念ながら分かりません。ただ、一流選手の最高のパフォーマンスというものは、多くの人の心を揺さぶり震わせるものなんだと改めて感じた一日でした。【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)

4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放つ大谷。投手バーンズ(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放つ大谷。投手バーンズ(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、スミス(右)に迎えられる大谷(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、スミス(右)に迎えられる大谷(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、ベンチでナインからの祝福を受ける大谷の目には光るものがあった(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、ベンチでナインからの祝福を受ける大谷の目には光るものがあった(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、ベンチでナインからの祝福を受ける大谷の目には光るものがあった(撮影・菅敏)
4月23日のナショナルズ戦の9回、右越えに6号ソロ本塁打を放ち、ベンチでナインからの祝福を受ける大谷の目には光るものがあった(撮影・菅敏)