先月28日の田中将大投手、今シーズン3敗目に端を発し、1日終了時点で4連敗を喫しているヤンキース。ニューヨークの地元紙には惨状を嘆く記事が連日掲載されている。

 30日付けのニューヨーク・ポストは「ヤンクス、ライバル・ソックスを勢いづかせてブロンクスを去らせる」という見出しの記事を載せた。これはヤンキー・スタジアムでの宿敵レッドソックスとの3連戦で、初戦は6対0で勝ったものの、そこから2連敗してしまったことを取り上げたもの。絶対負け越したくないカードで、逆に今シーズン負け越しているレッドソックスを勢いづかせて終わってしまったのである。そしてこの流れが今後の展開に悪影響を及ぼすことを危惧していた。

 一方で、30日のレイズ戦に延長の末3対4で敗れた翌日、1日付けの同紙の記事は「”ひどい打撃”のボンバーズが3連敗に直面」という見出しだった。これは5打数1安打だったブライアン・マッキャン捕手がゲーム後「ひどい打撃だった。守備は良かったけど、もっと良くバットを振るべきだった」とコメントしたことからつけられたもの。

 たしかに今シーズンのヤンキースは打線が良くなく、ここぞというときに打てていない。田中の3敗目にしても9回を2失点に抑えたのにもかかわらず黒星である。打線が打ててれば、という思いが強くなるのは当然だろう。

 そしてそんな思いは1日のゲームでさらに増すこととなった。デイリー・ニュース電子版は1日付けで「ヤンキースはヒロキ・クロダの努力を無駄にし、レイズに2対1で負け4連敗に沈む」という見出しの記事を配信している。

 今度は黒田博樹投手が8回を2失点に抑える力投を見せながらも、またも敗戦、4連敗となったのだからいらだちが募るのも当然だろう。しかもレイズはア・リーグ東地区最下位であり、レッドソックスに続き勝ち越しておかなければならない相手だった。

 暑さが増し、疲れがたまってくる時期に先発投手がこれだけ頑張っても勝てないとあってはチームは苦しくなるばかりだ。実際、この4連敗でヤンキースは41勝41敗の五分に再び落ちている。

 なんとか打線が復調し、先発投手の調子が今ひとつでも勝てるようになることを期待したいが、その糸口はまだ見えない。