マリナーズ岩隈久志投手(33)が今季初勝利を目指し、3度目の先発に臨んだが、勝ち負けはつかなかった。5回1/3を投げて5安打3奪三振で4失点(自責4)だった。防御率は6・61。

 この日は初回に1死からバルブエナに先制ソロを許すも、変化球が低めに制球でき、テンポよく試合を進めることができた。だが、味方打線が追いついた直後に失点を許してしまい、試合はシーソーゲームとなった。1点リードを許した5回に、味方打線が3点を奪い返して逆転に成功。一気に波に乗りたいところだったが、6回1死からバルブエナに二塁打を許したところで71球でマウンドを下りた。

 2番手メディーナがリードを守り切れずに同点とされた後、8回も中継ぎ陣が2点を献上し、5-7で敗れた。

 岩隈は「点を取ってもらった後に、しっかり抑えられなかった。自分の状態をよくしていかないといけない。とにかくチームに貢献できるようなピッチングをしていきたい」と話した。