カブスが1勝3敗から3連勝でインディアンスを破り1908年以来、108年ぶり3度目のワールドチャンピオンに輝いた。

 1回、1番ファウラーの先頭打者本塁打で先制。4回にはラッセルの浅い中飛でブライアントが生還するなど2点を追加。5回にはバエス、6回にはロスのソロ本塁打で加点した。

 しかし6-3で迎えた8回、守護神チャプマンが打たれ6-6の同点。試合は延長戦にもつれ込んだが、9回裏を終わった時点で雨のため中断した。

 延長10回、1死一、二塁からゾブリストの適時二塁打などで2点を勝ち越し。最終戦、しかも延長までもつれ込んだ死闘に決着を付けた。

 これで「ヤギの呪い」も解けた。45年ワールドシリーズで、チケット2枚を持ちヤギを連れ入場しようとしたウィリアム・サイアニスさん(ニックネームはビリー・ゴート)を球場から閉め出した。同シリーズで敗退し、それ以降昨年までWシリーズに進出すらしていないことから生まれた呪縛。メジャーで最も長い108年間、世界一から遠ざかっていたがついに打ち破った。