マエケン、日本人メジャーで白星一番乗り-。ドジャース前田健太投手(28)が9日(日本時間10日)、ロッキーズ戦に先発。5回5安打4失点と苦しみながらも今季2戦目で初勝利を挙げた。
勝つには勝った。だが、前田の口を突いて出たのは、反省の言葉ばかりだった。何度となく「もったいない」を繰り返した。序盤から快テンポで最速94マイル(約151キロ)の速球を投げ込み、2回まで無安打無失点3奪三振。味方も早々と4点リードを奪い、快勝ペースで始まった。「いい形で入れたのに…」。4番アレナドら主軸から内角高めの速球で空振り三振を奪うなど、力感あふれるプレートさばきだった。
難敵は、ロッキー山脈から吹きつける風速10メートルの寒風だった。あまりの突風に「スライダーが曲がらず、使いたい球がうまく使えませんでした」。3回裏に2ランを被弾すると、5回裏にはバットをへし折りながら安打にされるなど不運も重なり2失点。1点差に詰め寄られては、交代もやむなしだった。
それでも、白星は良薬だった。「投げている球は悪くない。スッキリしないですけど、勝ちをつけてもらったのはうれしいこと。前向きに次の登板に向かいたいと思います」。求めるのは、内容の伴う勝ち星。新人だった昨季とは、立場も心意気も違う。(デンバー=四竈衛)
▼前田が今季日本人大リーガー初勝利。田中、岩隈、前田、ダルビッシュが相次いで1敗を喫し、日本人先発は開幕から史上最多の4連敗が続いていた。



