マリナーズ岩隈久志投手は5回2/3を投げ、3安打1失点(自責0)で勝敗は付かず初勝利はならなかった。

 1回に安打と四球で1死一、二塁のピンチを迎えたが、4番マルティネス、5番アップトンを打ち取り無失点に切り抜けた。3回にも2死から2番コリンズに中二塁打を浴びたが、3番カステラノスを三ゴロに仕留め、5回まで2安打に抑える好投でスコアボードに0を並べた。

 しかし、味方が1点を先制した直後の6回、先頭のコリンズに再び右二塁打を打たれ、1死二塁からマルティネスの二ゴロを二塁手カノがスライディングしながらキャッチにいったが、ボールはグラブからこぼれ落ち失策。この間に二塁走者が生還して1-1の同点に追いつかれた。次打者のアップトンを中飛にうちとったところで降板した。

 投球内容は5回2/3を投げ、3安打1失点(自責0)1四球3三振で、防御率は4・15。

 岩隈は「粘り強く、球を低く集めながら丁寧に投げられたと思う。(4月は未勝利で終わるが)去年は5月から勝ちだしたし、あまり考えても仕方ない」と話した。

 マリナーズは9回にギャメルの適時打で勝ち越し、そのまま2-1で逃げきった。