<マリナーズ2-11エンゼルス>◇5日(日本時間6日)◇セーフコフィールド

 ほぼ定位置の遊撃手にゴロが飛ぶ。三塁走者のマリナーズ・イチロー外野手(36)は打球の行方、野手の動きを一瞬で確認、余裕で本塁に走り込んだ。通算1481試合目でメジャー1000度目の生還。5回無死二、三塁から1-1の同点とするホームインだった。

 通算1000得点は、2001年以降デビューの選手ではプホルス(カージナルス)と2人だけ。大リーグ年間最多安打を更新した2004年や、昨年から今季にかけてのように味方打線の援護が極端に少ない年もありながら、メジャー10年目での大台到達だ。故障が少なく、安定したペースでヒットと盗塁を重ねている証しでもある。

 本拠地中堅後方の大型スクリーンに達成を祝福する文字が浮かぶと、地元ファンが一斉に立ち上がって拍手した。イチローは帽子を取ってその声援にこたえる。同僚に促されながら、少し照れくさそうな反応だった。

 その後、一方的展開となったため途中交代。試合後にクラブハウスが開放されたころには週末恒例のマッサージに入っていた。球団通訳を介してのコメントはごく短い2つ。1番打者としての節目に「仕事ですから」。観客に脱帽して応えたことには「見たままです」だった。