米大リーグで14日、東日本大震災の被災地を支援する動きが広がった。

 レッドソックスは松坂大輔、岡島秀樹両投手の呼び掛けで東日本大震災への義援金を集め、米国赤十字を通じて寄付すると発表した。球団のチャリティー部門の公式ホームページ上で、両投手が英語で寄付金を募る映像を流し始めた。

 ヤンキース戦前には田沢純一、正田樹投手を加えた4選手がユニホーム姿で入場ゲートに立ち、募金箱を手に支援を呼び掛けた。中には小切手帳を取り出して寄付するファンの姿もあった。松坂は「できることは限られているけど、小さな動きが集まれば大きな力になる。被災した方々が少しでも早く元気を取り戻せるように、その第一歩になれば」と話した。

 西岡剛内野手が所属するツインズも義援金を募る活動を開始した。この日のマーリンズ戦は本拠地のあるミネソタ州ミネアポリスに生中継され、試合前に収録したビデオで西岡内野手が「日本の被災者を支援するため、寄付をお願いします」と日本語で呼び掛けた。続いてマイケル・カダイアー外野手が「日本の悲劇は、われわれにとっての悲劇でもある」と協力を訴えた。

 西岡内野手はビデオ撮影後に「各国の協力しようという努力が見えた。一日も早い復旧を願うだけです」と話した。