ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を目指す日本ハムのダルビッシュ有投手についてFOXスポーツ(電子版)は12日、レッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズ、レンジャーズ、ナショナルズの5球団が獲得に動くと報じた。

 記事によると「14日(日本時間15日)の入札期限を前に2人の球界関係者が、獲得を狙う球団として全く同じ5球団の名前を口にした」という。

 このうちレンジャーズは上原浩治、建山義紀の日本投手を擁し、ゼネラルマネジャーが直々に日本でダルビッシュの投球を見るなど力を入れているとした。一方で、日本球界通で知られる作家ロバート・ホワイティング氏の言葉として「打者有利の、球場が狭いテキサスには行かない方がいい」との談話を引用した。

 またスカウティング情報会社の分析として、レッドソックスの松坂大輔投手と比較し「体格、運動能力、野球の頭脳、コントロールの良さで上回る」と紹介。「両親がフロリダ州の大学で知り合うなど米国の文化に慣れ親しんでおり、ほかの日本選手より順応は早いだろう」と、メジャーでの活躍を示唆する内容となっている。