レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)が24日午後4時から、古巣日本ハムの本拠地・札幌ドームで移籍会見に臨んだ。大型ビジョンで日本ハム在籍の7年間を振り返る映像が流れ終わると、三塁側ベンチ内で待機していたダルビッシュは大社オーナーとともに、マウンド横に設営された特設会見席へ。

 メジャー行きの理由については「昔、メジャーには行きたくない、メジャーに行くぐらいなら野球を辞めますと言ったこともあります」と振り返った上で、置かれた立場の変化が後押ししたことを説明。「立場が変わった。求められているものは違う環境で、と思った。悩んだけど、仕事、野球をする上で場所を変えなければならないと思った」などと語った。

 球団発表によると、この日、無料開放された三塁側スタンドに集まった観衆は1万811人。ダルビッシュはファンに向け「世界中の誰もが『ナンバーワン投手はダルビッシュだ』と認めるような活躍をしたい。ファンの皆さんがいなければ、今日、僕はここにいない」と、決意と感謝の思いを話し、会見が終わるとスタンド前をゆっくり歩きながら声援に応えた。報道陣は全国から220人が集まった。