マリナーズ川崎宗則内野手(30)18日の一問一答。

 -マリナーズのユニホームを着てのキャンプ初日。気持ちは

 川崎

 感動しました。緊張したし。楽しかったです。

 -イチローが横にいた

 川崎

 そうですね。信じられない感じですけど。I

 am

 enjoyed

 myself(正しくはI

 am

 enjoying

 myself)。

 -英語も上手になりましたが

 川崎

 Yeah

 -髪の毛は?

 どんな気持ちから?

 川崎

 これね、ただのミスでした。ミステイク!I

 am

 mistake(正しくはI

 made

 a

 mistake)ただミスしただけなんです。

 -もうちょっと伸ばそうと?

 川崎

 もっと長い予定だったんですけど。ちょっとミスって。

 -自分でしたのか

 川崎

 はい。自分でやったんですけど。で、奥さんにここを切ってもらって、僕もちょっとこうしたんですけど、ちょっとミスって。あと全部残り行くしかないと。すごく皆さんの期待を裏切るようなんですけど、気合は入れてないです、僕。気合は全然入ってないんですけど。ただミスっただけなんです。申し訳ないです。

 -監督が、チームに活気をもたらすと話しているが

 川崎

 うれしいです。

 -自分で思うところは?

 川崎

 何もないです。思わないです。そんな余裕はないです。もう毎日必死です。

 -これから本当の勝負が始まるが

 川崎

 もうやるだけです。やるしかありません。

 -イチローの打撃練習を見てどうか。フォームが変わっているが

 川崎

 感じません。何も感じません。まあ見てますから。すごいです。

 -今季の抱負は?

 川崎

 抱負?

 とりあえず今から昼飯を食って、そのあとにトレーニングをちょっとして、今日一日を終わるかなと、そういう抱負ですね。本当ですね、そこだけですね。良かったですね、初日、すごく天気も良くて。皆もハッピーで。I

 am

 enjoyed

 myself!。

 -イチローと右翼で話していたが、どんなことを?

 川崎

 秘密です。

 -何かいいアドバイスをもらった

 川崎

 秘密です。

 -日本とアメリカの違い、感じる部分は?

 川崎

 何もかも違いますよね。皆さんもご存じの通り、日本とアメリカは違いますね。何が違うか?

 1日では分からないんですけど。まあ20年後ぐらいだったら多分言えると思うんで。そのときにもう1回聞いて欲しいです。まあ違うことは違うです。でもまあ野球をやるには変わりはないので、楽しいですよ。

 -やっていることは日本と変わらないように見えるが。日本語で声を出したり。それは習慣?

 川崎

 習慣ですね。走ってる時、ワァーとか言ったら、みんなが「黙れ」って。ああゴメンゴメン、クセなんだよこれがって言って。癖なんですね。

 -黙れと言われた?

 川崎

 「黙れ」って言われちゃって。もううるさいからって。クセだからごめんなって。ソーリー、ソーリーって。

 -守備で「お願いします」の声も?

 あれはなんと言ってる?

 川崎

 なんて言ってるんですかねえ。Let’s

 go,let’s

 goって。

 -外国人選手とコミュニケーションも取れている?

 川崎

 いや、分かんない。俺は普通にこうしてますけど、向こうが本当に取れてるかどうか、分からない。俺だけじゃねえ、俺が言ったところで、向こうが何にも分かってなかったら、それは取れてないから。まあでも、同じ人間だしね、何とかなりますよ。何とかなりますよって、まだ始まったばかりですけど、何とかならせないとね。僕も、脳みその日本では使ってない部分を使ってるので、頭もこんなになっちゃってね。脳みその違うところ使って、毎日人生、いろんな意味で楽しいですね。

 -違うところを使うと、疲れも違う?

 川崎

 いやあもう、ぐっすり寝れますよ。いつもぐっすり寝てるんですけどね(笑い)。日本語がなんか、家帰って奥さんとしゃべる時に、ちょっと英語でしゃべろうと、やったんですよ。20秒で終わりました。日本語の方が恋しい。それじゃダメなんですけどね、まあでもそんな感じで生きてます。

 -首脳陣が打撃練習を見ていたが。緊張感は?

 川崎

 いつも緊張感は持ってますよ。なにもかも。

 -別の緊張感は?

 川崎

 別に特に。なにも。

 -ここ数日、メジャーの球を打って、日本と考えていたことと違うな、ということは?

 川崎

 バッティングピッチャーのタイミングはねえ、そりゃあ、日本の人と投げ方が違うんで、それ以外は変わらないですよ。まあそこもタイミングを合わせていかないといけないし、これからはどんどん課題が出てくると思うので、まあ、そこは早くアジャストできるように。でも、急には無理だと思うし、だけどちょっとずつ自分で努力はしてきたいと思いますけどね。

 -飛ぶ感覚とかは?

 川崎

 そういうのは全然変わんないですよ、僕は。

 -スイング数も日本の時と比べるとどうしても少ないが

 川崎

 そうね、少ないですからね。そのへんはちゃんと自分でやっていかないといけないですよね。

 -打ち足りない感じは?

 川崎

 打ち足りない感じは、そんなのないですよ。十分です。あとはもう、ゲームもあるだろうし、ゲームのためのバッティングですから。ゲームでの感覚もまた、必要だろうし。

 -今課題にしていることは

 川崎

 ありますけど秘密です。

 -二塁も練習している。体が張ったりとか?

 川崎

 特にないですよ。体は、常に張ってます。日本のキャンプの時もそうでしたけど、同じように張ってますよ今。

 -日本と比べれば練習時間が短い。それによって補わなければならないこととかは?

 川崎

 どうなんでしょうね。補うかどうかっていうのも、今までずうっと日本でこれだけやってきて、今回アメリカでこういうことになって、どういう僕はプレーが出来るのかっていうのも、僕も自分で楽しみにしてるし。日本でこれだけやらないとできないというのではダメだと思うし、それもある意味、自分の新しい発見かもしれないので。この中で集中して、短い中で集中してスイングして、ゲームに入って行くと。そんでどういうプレーが出来るか。あ、やっぱそれじゃあ、出来ないなあと思うこともあると思うし、これでも、こっちの方がいけるなっていうこともあるだろうし、これからですね、そういうのをどんどん発見していくのは。今は、この1日では分からないし、やっぱりゲームになってきて、ゲームでのプレーで、自分でああもうちょい必要だなとか、思うかもしれないし。

 -今までは、ピークを開幕にイメージしていたと思うが。今回は3月のオープン戦までにピークを持っていくという意識は?

 川崎

 いや、ないですよ。僕はいつも1月1日から試合できますから、本当に。日本にいる時から。特にピークはなにもないし。なんなら、ずっとピークです。調子がないからですね。調子が悪いですか?

 とか聞かないでくださいね。調子どうですかとか。調子悪いとか、いいとかないから。調子ないんだから。

 -メジャーを目指していく上で、守備と打撃、どちらにウエートを?

 川崎

 両方です。守備、打撃、走塁、すべてにおいて。全部、アピールするのは必要だと思います。

 -イチローと、チームメートになったと一番に感じたのは?

 川崎

 いやあもう、ロッカーで。もう、ユニホームが、僕、ロッカーがイチローさんと隣なんですよ、やっぱり、川崎『61』と(イチローのユニホームが並んでいる)、あん時はドキッとしましたね。

 -本人はいた?

 川崎

 いや、本人はいなかった時ですね。自主トレの時に。あの時に思ったです。『アッ』と。同じ並んで、マリナーズのユニホームがあると、もちろん、ここを目指しているわけではないんですけど、もっともっと先、これから先もっともっと、僕がやるべきことはあるんですけど、まあ、すごく感動しました。

 -イチローの前でユニホームを着られたと思うが、なんと言っていたのか?

 川崎

 言われましたけど、秘密です。

 -なんでそんなに大事に?

 川崎

 結構僕、大事にしたがるんですよ。秘密主義なんですよね。これもしょうがないですよね、クセだから。父ちゃん、母ちゃんに言わないかんですねえ。こんな育て方しやがってって。困ったもんやで。

 -ちょっとだけでもシェアしていただければ

 川崎

 気が向いたら。少しずつね。いきなり全部出したら、面白くないじゃないですか。