<ヤンキース4-5ブルージェイズ>◇27日(日本時間28日)◇ヤンキースタジアム

 ブルージェイズ川崎宗則内野手(33)が、ヤンキース戦に「7番二塁」で出場し、今季11度目のマルチ安打を放ち、守備では好プレーを見せた。

 2回1死無走者の第1打席で遊撃内野安打を放つと、4回1死一、二塁の第2打席では右前打で2打席連続安打。このときは二塁走者が本塁でアウトとなり適時打にはならなかったが、8回無死三塁で左翼への犠飛を放ち1打点を挙げた。守備では3回無死一塁で、一塁後方ファウルライン際への打球を懸命に走って背面バスケットキャッチし、倒れながら一塁に送球する超ファインプレーでゲッツーを決めた。

 3打数2安打1打点1犠飛で、打率は2割8分3厘となった。

 川崎は「(守備の背走キャッチは)太陽がちょっと入ったんですけど、最後まであきらめずにいって、何がなんでも捕ろうということで。(犠飛は)とにかく必死こいてたから、ああなっただけですよ」と話した。

 またヤンキースのイチロー外野手(40)はスタメンを外れ、5-4の9回2死無走者で代打で出場し、左飛だった。

 試合は最後まで接戦が続く緊迫した展開だったが、ブルージェイズが9回2死二塁からナバーロの適時打で勝ち越し、2連勝した。ヤンキースが本拠地でブルージェイズに2連敗したのは10年9月5日~11年4月29日以来。