レッドソックスのジョン・ヘンリー・オーナー(59)が18日、獲得間近と報じられたマーク・テシェイラ一塁手(28=エンゼルスFA)の争奪戦から急転、撤退を表明した。16日に同オーナーら球団幹部がテキサス州に飛び、代理人ボラス氏も交えて本人と直接交渉した事実が判明。8年1億8400万ドル(約166億円)の大型契約を提示し、全米中に「合意」と報じられた数時間後、「会ったのは事実だが、新たなオファーを聞き、手を引くことにした」と声明を発表した。

 同オーナーは「われわれにも限界がある、野球界のみならず、8年(契約)は長い」と条件の上積みを要求され、交渉が決裂したことを示唆した。ただ06年に松坂を獲得した際にもボラス氏に撤退をちらつかせ、交渉期限の終了寸前で合意を取り付けた過去を持つ。敏腕投資家だけに「揺さぶり」との見方もあり、逆転獲得の可能性は消えていない。