<ロッキーズ5-3マリナーズ>◇13日(日本時間14日)◇クアーズフィールド

 マリナーズ・イチロー外野手(35)がロッキーズとの交流戦で三塁内野安打、投前バント安打の2安打を放ち、今季85安打とし安打数でア・リーグ単独首位に躍り出た。

 トップの座をつかんだのは驚異の脚だった。7回の第4打席、外寄りに来た2球目の直球にセーフティーバントを試み三塁線に転がすと、捕手と投手が一瞬、譲り合って勝負あり。「そりゃサードの方がいいわね、本当は」と言うように、狙いは三塁手。初球のボール球にバットを引いた時、相手三塁スチュワートはまったくの無警戒だった。

 前日にはひょう交じりの大雨で、この日は雨で試合開始が42分遅れた。湿度は年間平均の38%をはるかに超えるは61%に上がり、芝が打球の勢いを殺していた。1本目の当たりも「いつもなら、もっと勢いよく転がる」とクアーズ・フィールドのグランドキーパー・ガーナー氏は説明する。標高1マイル(約1600メートル)にある球場は、打球が飛ぶことで有名。しかしこの日ばかりは湿度をも味方にし、連続試合出塁も42に伸ばした。(デンバー=木崎英夫通信員)