ヤクルトからFAとなり、メジャー移籍を目指していた五十嵐亮太投手(30)と正式契約を交わしたメッツは、比較的早い、この時期に2年契約を結んだことに、五十嵐への高い期待がうかがえる。起用法は8回を投げるセットアッパーだ。

 救援陣の中で、「K・ロッド」こと守護神ロドリゲスだけが立場を保証されている。エンゼルス時代の08年、メジャー最多となる年間62セーブを挙げ、09年からメ軍と3年契約。当然クローザーとしての契約で、11年に55試合で試合の最後に投げるか、10~11年に計100試合で最後に登板すれば、12年の契約更新が保証される。

 五十嵐は、ロドリゲスにつなぐ8回を任される。メ軍には今季、セットアッパーとして、マリナーズの守護神だったプッツが加入した。だが右ひじ痛で戦線離脱。オフにFAとなりホワイトソックスに移籍した。プッツの穴を埋めるのは、メ軍ブルペンでは、速球とフォークで三振の取れる五十嵐しかいない。

 他の8回候補は、左腕フェリシアーノ、右腕ストークス、グリーンら。だが昨年、チーム最多24ホールドを記録した元ソフトバンクのフェリシアーノは技巧派で、しかも左打者専用のワンポイント起用も多い。ストークスやグリーンも三振を取れるタイプではない。五十嵐の出来がチームの勝敗を左右することも多くなりそうだ。