パイレーツ岩村明憲内野手(30)が13日、沖縄・浦添市内で「岩村組」の合同自主トレをスタートさせた。西武中島、松坂、梅田、横浜山崎、ヤクルト野口、ナショナルズ(ルーキーリーグ)鷲谷の6人を従え、ノックに打撃練習、最後は126段の階段を4セット駆け上がる濃厚な内容で3時間を超える練習を行った。

 岩村は「彼らの中でも特にいいところってありますしね。そういうところを盗めたらなと思います。逆に僕のいいところも盗んで欲しい」と話した。昨年、WBC日本代表で一緒に戦った中島は「野球以外の面でも、いろいろ教えてくれるので非常にためになる」と、岩村から貪欲(どんよく)に吸収する構えだ。

 今後は横浜吉村、ヤクルト梶本、楽天西村が合流。合同自主トレでも“一大勢力”となる。一昨年から自主トレ専用Tシャツを作製し「竜」、「鳳凰」、そして今回の「虎」で風水の三神を身にまとった。左ひざの大ケガから完全復活を目指す岩村が、勝負の年に軍団の先頭を切った。(木崎英夫通信員)