パンチ力を磨いたパイレーツ岩村明憲内野手(30=前レイズ)が長打率アップに挑む。バットの形を微修正し、グリップ位置を上げる新打撃フォームで「スイングスピードを上げる」ことに主眼を置いて自主トレをしてきた。成果は上々。「ホームランは最低でも2ケタ打ちたい。チームも今までの長打の数じゃ納得しないでしょう」とメジャー4年目でベストシーズンを強く意識した。

 首脳陣が抱く「開幕2番」を想定し、最優先は4割に設定する出塁率だが「二塁打の数も増やしたいし、そこは結果論でもいい」と貪欲(どんよく)に数字を求めるつもりだ。本塁打7、長打率4割1分1厘、出塁率3割5分9厘の自己最高はいずれもメジャー1年目の数字。今季で契約が満了することも発奮材料。チームの勝利とともに、自身の成績が伴わなければ、満足な新契約は勝ち取れない。3月中旬に合流する家族に見送られながら、「まだチームメートをほとんど知らない。友達をつくることが先決」と15日のキャンプ地入りを楽しみにした。【中島正好】