大リーグのドラフト会議で17歳の「短大生」が話題になっている。1500人以上が指名される同会議は、7日(日本時間8日午前8時スタート)から3日間にわたって開催されるが、実力NO・1はブライス・ハーパー捕手(南ネバダ短大)。らつ腕代理人ボラス氏が「アドバイザー」という形で相談に乗り、1年でも早くプロ入りさせたいと裏技を駆使。高校1年時に飛び級入試で短大に進学させた。実質まだ高校2年生だが、今季は62試合で打率4割4分2厘、29本塁打、89打点と、年上の選手に交じっても怪童ぶりをいかんなく発揮した。

 全体1位指名権を持つのは09年と同じくナショナルズ。1年前もボラス氏が代理人のストラスバーグ投手を敢然と指名したが、ドラフト史上最高額の総額1510万ドル(約13億6000万円)と交渉は難航した。希望条件は同投手以上ともされており、リゾGMは「候補であることは認めるが、指名するまで状況は変わる」と迷っていた。