【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)23日(日本時間24日未明)=佐藤直子通信員】ロッテからポスティングシステム(入札制度)でツインズに移籍した西岡剛内野手(26)がキャンプインした。前日には球団施設で健康診断。対面したチームメートに「礼」を尽くし、西村ロッテ流の「和」をアピール。クラブハウスでは1人1人に懇切丁寧にあいさつ回り。家族のような絆を誇るチームに温かく迎え入れられた。ア・リーグ中地区2連覇中の強豪でのメジャー1年目がスタートした。

 プロ9年目の「新人」がメジャーの1歩を踏み出した。午前9時30分、真新しい背番号「1」のユニホームに着替えた西岡はロッカー室を飛び出し、グラウンドに向かった。ツインズは30球団で最も遅く、この日が野手も合流しての全体練習初日。「(ユニホームを)早く着てやりたいと思ってたけど、23日までは我慢しようと。楽しみは後にとっておきます」と待たされ続けただけに、この日は「うれしいです」と笑みがこぼれた。

 準備体操ではマイナー契約の招待選手で参加する元ロッテ・ランビン、前広島ヒューバーと日本語で談笑しながらリラックス。その後はランニング、カシーヤとキャッチボールを行った。新人への洗礼も待っている。初日はツ軍伝統の地獄メニュー、通称「グッドモーニング・アメリカ」で体をほぐすのが恒例行事。動きながらの素早いボール回しを行うもので、主力のマウアー、モーノーらもくぐり抜けてきた。過酷なエクササイズを乗り越えた時、初めてツ軍ファミリーとして認められる。

 5日にキャンプ地入りし、7日から球団施設で自主トレを続けており、体は仕上がりに近い。集合日となった22日は「リラックスしたい」と施設内では練習をせず、クラブハウスでのあいさつ回りに忙しかった。日本人らしい「礼儀正しさ」、ロッテのスローガン「和」を地でいくように、キャンプに参加するチームメート約60人のロッカーを1つ1つ移動しながら、しっかり握手をかわして自己紹介した。「日本でメジャーの試合を見て、知っている選手もいる。有名人を見るような目でいます。新鮮だし、こういう人たちとプレーできるのかと、ワクワクしている」と声を弾ませた。27日からはオープン戦(レッドソックス戦)もスタート。まだポジションも定まっていないが、地元メディアの注目度は高く、存在感は新人離れしていた。