なでしこジャパンに刺激を受けた松井秀喜外野手(37=アスレチックスFA)が10日、約3カ月ぶりのキャッチボールに力をこめた。都内で取材に応じ、サッカー日本代表のMF沢が女子世界最優秀選手に選ばれたことに「ニュースで見ました。日本国民に大きな感動を与えて下さった」と心から祝福。09年ワールドシリーズMVP男は、日本人の快挙に敏感に反応した。

 昨年の活躍ぶりは、映像でチェックしていた。「アメリカで見たので、アメリカ中心のニュースでしたけどね」と笑ったが、発奮材料になった。今年初投げのボールは力強い軌道を描き「まだ塁間くらいだけど、痛みとか全然ない」と感触は手応え十分。同行した小波津トレーナーは「走り方が軽いし、自然体に近い。(守備も)全然大丈夫」と太鼓判を押した。