ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(37)に移籍話が浮上した。スポーツ専門局ESPNなどが、ヤンキースとマーリンズの球団上層部がトレードを話し合ったと報じた。ジラルディ監督、キャッシュマンGMが即座に否定したものの、タイガースとのリーグ優勝決定シリーズで勝ちなしの3連敗と後がないチームで一騒動に発展した。

 レギュラーシーズン終盤から不振の主砲は、ポストシーズンでも打率1割3分と大ブレーキ。順延となったこの日も、先発メンバーから外れていた。大勢の報道陣に囲まれたロドリゲスは「ヤンキースを愛しているし、今はチームの勝利に集中したい」と多くを語らなかった。

 試合中のナンパ疑惑も、ひんしゅくを買っている。第1戦で、スタンドの金髪美女に電話番号を聞き出すメッセージを記したボールを渡したとニューヨーク・ポスト紙に報じられた。同紙によると、その女性はオーストラリア人モデル、カイナ・トリーシーさん(33)で、友人と観戦中にボールボーイを通して連絡先を交換し合ったという。

 ロドリゲスは独身だが、女性遍歴は派手だ。マドンナ、キャメロン・ディアスらビッグネームと交際。現在付き合っているWWEのプロレスラー、トリー・ウィルソンはツイッターで「みんなゴシップが好きだから」と寛大な姿勢を示したが、ヤ軍ファンの失望は大きい。今回の軽率な行動を発端に、オフはトレード話が再燃しそうだ。