今オフにポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍の可能性がある楽天田中将大投手(25)の入札額が、青天井で高騰している。米メディアは1日(日本時間2日)、これまでの入札制度で史上最高額だったレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)の約5170万ドル(約51億7000万円=現在のレート)を抜いて、史上最高額を更新するのは確実な情勢だと報じた。

 米電子サイトのヤフースポーツは「球界各方面の関係者が、田中はメジャー史上最高額の“輸入選手”になると口をそろえて予想している」と伝えた。注目の入札最高額について、ある球団幹部は「7500万ドル(約75億円)くらいではないか」とし、ナ・リーグの上級球団幹部は「1億ドル(約100億円)に達するのでは」と仰天価格を予想した。候補としてヤンキース、レンジャーズ、ドジャース、カブス、ジャイアンツなど10球団は下らないという。

 落札額と契約金を合わせた額も史上最高となるのは確実だとし、同記事は1億2500万ドル(約125億円)を超えると予想。またESPNのロサンゼルス電子版は「ドジャースは田中獲得に興味を持っているのは当然のことと、誰もが思っている」とし、合計金額はド軍の先発2番手ザック・グリンキー(30)が昨オフに結んだ6年1億4700万ドル(約147億円)と同等になるのではと伝えた。