<ワールドシリーズ:フィリーズ10-2レイズ>◇第4戦◇26日(日本時間27日)◇シチズンズバンクパーク

 初の世界一を目指すレイズが、土俵際に追い込まれた。フィリーズに完敗し、対戦成績は1勝3敗とあとがなくなった。

 「1番二塁」で出場した岩村明憲内野手(29)は、左飛、遊ゴロ、投ゴロ、左飛と4打数無安打。第2戦以降3試合連続無安打に終わった。守備では、失点につながる2失策を記録する一方で、ダイビングキャッチで併殺を完成させる意地も見せた。王手をかけられたものの、「とにかく前を向いていかないといけない」と、気持ちを入れ替えていた。