打ち込まれた中日吉見一起投手(30)は晴れやかな表情だった。

 内容だけを見れば3回8安打5失点。8回には失策から2死二、三塁とされ、角中には真ん中に抜けたフォークを3ランされた。ところが吉見は「いい1日です。結果的に打たれているけど、すがすがしい」となぜか笑顔。65球を投げて一昨年に手術した右肘も問題なし。ストライクゾーンで勝負するという自身のハードルもクリアした。