大型補強した森脇オリックスが、まさかの開幕3連敗を喫した。2回に今季20イニング目で初得点となる3点を先制も、続く1死満塁で追加点を奪えず。西武郭の息の根を止められなかった。森脇浩司監督(54)は「もうひと押しというところがあった」と悔しがった。

 3回の守備では名手糸井が木村のライナーに届きながらも同点打にするなど、まだちぐはぐな面が残る。指揮官は「少しのところが勝敗の分かれ目となった。いいことは苦しんだ先にしか来ない。いま一度、奮起するための3連戦になった」とあくまで前向きだ。

 開幕3連敗は阪急時代も含めて過去10度中8度がシーズンBクラス。嫌なデータはあるが、取り返す時間は十分に残っている。

 ▼オリックスの開幕3連敗は、12年3月30日~4月1日にソフトバンク戦に3連敗して以来、3年ぶり。同年は最下位に終わり、岡田彰布監督が退任した。