ソフトバンク中田賢一投手(32)が6回2/3を2失点で今季初勝利を挙げた。

 「序盤すごく苦しい投球をしていたが、その後は何とか粘れました」。

 2回までに2失点。なおも無死一、二塁のピンチ。ここで佐藤投手コーチがマウンドへ。中田は「ブルペンは今年一番。いい球いっているからドンドン行けと言ってもらえた。いい間をもらえました」と感謝。そこから鈴木、根元、荻野と3人で打ち取り切り抜けた。

 6回にはデスパイネから通算1000三振を奪った。「今シーズン中、序盤には達成できると思っていましたけど、気付きませんでした。節目はうれしい。素直に喜びたい」と笑った。

 昨季チーム勝ち頭の11勝右腕が、今季3戦目、開幕ローテーション5番目の勝ち投手となった。