楽天ギャビー・サンチェス内野手(31)が忍者のような華麗な盗塁を決めた。

 2回に四球で出塁。2死一塁、カウント1-1の場面でスタートを切った。122キロのスライダーを打者嶋が見逃し、捕手鶴岡が二塁へ好送球。タイミングは完全にアウトだったが、ヘッドスライディングでタッチをくぐり抜けた。

 ベースを通り過ぎるように飛び込むと左手で二塁にタッチ。見事二盗を成功させると塁上で大きな丸を両手で作り、喜びを爆発させた。

 「今年はいつでも行っていいというグリーンライトが出ているから。あの場面はスコアリングポジションに進みたかった。良い反応でスタートが切れた。ヘッドスライディングは、足が遅いと小技を使って塁を進めないといけないからね。忍者の勉強をしました」とジョークを交えて振り返った。