中日八木智哉投手(31)のローテ落ちが濃厚になった。失策が絡む不運もあったが、筒香の満塁弾を浴びるなど3回5失点で3連敗。調子の波を抑えられない左腕は「高さかコースをはっきりさせないといけない」と反省。谷繁兼任監督は「抹消すると思う」と話し、2軍で好投を続ける小熊凌祐投手(24)が代わりの先発候補に浮上した。

 右腕はこの日、ウエスタンリーグ・ソフトバンク戦(ナゴヤ球場)で初完封。今季から本格的に先発転向し、開幕ローテ入りは逃したが2軍で17回連続無失点中、4試合で防御率1・08。「初めて9回投げられたのは収穫で、0点は自信にしたい。心地いい疲労感です。いつ1軍に呼ばれてもいいように準備をしている」と意識を高めていた。