阪神藤浪晋太郎投手(21)が5回7安打4四球6失点(自責点3)で今季2敗目(1勝)を喫した。1回に被安打3で先制点を献上すると、2回には一触即発の雰囲気に誘導してしまった。

 1死一塁からバントの構えをした9番黒田に対し、1ボールから2球連続で内角に直球が抜け、のけぞった黒田が激高。両軍がベンチから飛び出し、ホームベース付近であわや乱闘のシーンとなった。

 藤浪は「バントをやらせようと思って、先に走りだしてしまった。しっかり投げないまま走りだして、ああいうボールになってしまいました」と神妙な表情で説明。

 味方の3失策に足を引っ張られたが、抜け球が目立ったのも事実。3月29日中日戦(京セラドーム大阪)以来、4戦連続で白星から遠ざかっている。