西武菊池雄星投手(23)が今季初登板で12奪三振と好投したが、2発に泣き黒星を喫した。

 初回から奪三振マシンと化し、3回の加藤にはこの日、最速の148キロ直球で見逃し三振。4回以降は変化球主体に切り替え、5回のマウンドで2ケタ三振に到達した。

 しかし5回に清田、6回にクルーズとストライクを取りにいった球を打たれ「悔いが残る。自分の力不足」と反省した。だが8回途中まで投げ、6安打3失点で課題の制球も2四球に抑えた。「空振りを多く取れたし、変化球も去年よりストライクを取れた。でも勝ってない。やっぱり勝ちたかった」と勝利への欲求を口にし続けた。