中日が悪夢のサヨナラ負けを喫した。

 2-1の9回も、力投を続けるバルデスは続投。簡単に2死をとったあと、ゴメスに中前打を打たれたところで、ベンチは抑えの福谷投入を決断した。だが福谷はストライクが入らない。

 2四球で満塁とされ、あわてて又吉がマウンドに向かったが1度傾いた流れはもう変えられなかった。

 又吉は押し出し四球で同点とされ、最後は新井に打たれた。自らマスクをかぶっていた谷繁元信兼任監督(44)は継投に関して「福谷はこの前、ああいう形で失敗していた。あと1人というところで出して、何とか任せようと思った」と説明した。

 福谷は前回登板の2日DeNA戦(ナゴヤドーム)で、9回2死走者なしから5連打を浴びて4失点の大逆転を食らっていた。